フラワー装飾技能士/フラワーデザイナー/園芸装飾技能士の資格を取るには

【フラワー装飾技能士】
　花屋さんなど、花の装飾に関わる職業に従事する人のための資格です。これは、フラワー装飾従事者の有する技能を一定の基準に照らして評価し、これを公証する国家検定試験です。フラワー装飾技能士は、ブーケやコサージュなどのフラワー装飾品の製作や、百貨店やレストランなどの店舗やホテル、結婚式場のディスプレイなどに必要な技能です。また、装飾を施す技術や花を維持管理する技術、植物一般、衛生面などの知識も必要で、花屋などでの「職人」としての技能の証として認識されています。
　デザイン業界やとくに花材関連業界への就職には、1級を持っていると心強いものがあり、また実力を充分にアピールできるポイントとなるでしょう。
【フラワーデザイナー】
　フラワーデザイナーは、ブーケやコサージュなどのフラワー装飾品の製作や、百貨店やレストランなどの店舗やホテル、結婚式場のディスプレイなど、花の装飾に関して、確かな技術をもつプロフェッショナルです。フラワーデザイナーの資格として、初心者から段階的に受験できるのが、公益社団法人日本フラワーデザイナー協会（NFD）が認定・登録する資格です。
【園芸装飾技能士】
　園芸装飾技能士は、観賞用植物を用いた装飾や植物の維持管理などの専門家を認定する国家資格です。レストランや事務所などに観賞用植物の鉢植えを貸し出したりするだけでなく、室内の演出やコーディネイトの面から、適切な植物を選んだりディスプレイを考えたり、またホテルのロビーなどのインドアガーデンなどの演出・作成も手掛ける仕事です。
　園芸装飾技能士になるには、植物の手入れの仕方をはじめとする植物の維持管理能力と、部屋と植物のバランス感覚や色彩のセンスが要求されるだけでなく、さらに、一定の実務経験を積まなければなりません。それだけに、取得すれば大きな実力をアピールする証となるでしょう。