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高校生が好きな歴史上の人物
「豊臣秀吉」に学ぼう!ライフ
2022.02.28
みなさんの「好きな歴史上の人物」は誰ですか?
高校生のみなさんに「好きな歴史上の人物」を聞いたところ、豊臣秀吉が上位にランクイン!
そこで、豊臣秀吉のすごいところや、学びたいところ、豊臣秀吉を題材にしたオススメ小説・マンガをご紹介★
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「豊臣秀吉」を好きな理由
- ・農民の子から大出世で上がっていくのがカッコイイ(高3・奈良県・男子)
・織田信長のかたきをうって、天下をとったのがかっこいい(高1・京都府・女子)
・知識が豊富だから尊敬している(高1・埼玉県・女子)
・発想が面白い(高1・大阪府・女子) -
好きな理由には、「農民の子から大出世」など、貧しい生まれながらも、関白、太閤にまで昇り詰め、天下を収めたことが挙がりました。
また「知識が豊富」「発想が面白い」など挙がり、秀吉の機転を利かせた対応力に、魅力を感じている様子が見受けられました。
「豊臣秀吉」のすごいところ
- 1582年
本能寺の変の後、明智光秀を討つ! -
明智光秀の謀反(本能寺の変)で織田信長が討たれたと、秀吉が知ったのは、毛利家の備中高松城での交戦中。秀吉は、ただちに毛利家と和睦し、京都へと引き返します(中国大返し)。
信長の仇として、明智光秀を討ち取ります(山崎の戦い)。信長の後継者等を決める「清洲会議」では、信長の孫・三法師(後の織田秀信)を後継者にして、秀吉は実質的な権力を握ります。
本能寺の変の知らせを受け、すぐさま毛利家と和睦、京都に引き返すことを決断した秀吉。知らせに驚いたと思われますが、その判断の速さにより、光秀を討ち取り、権力を握ることにつながったと言えるでしょう。
- 1585年
関白に就任し、頂点に! -
秀吉は、「賤ケ岳の戦い」で信長の重臣であった柴田勝家を破り、「小牧・長久手の戦い」で信長の次男・織田信雄、徳川家康と戦い、和睦を結び、次第に信長の後継者としての地位を固めていきます。
秀吉は、目ざしていた「関白」になります。また豪華さで知られる「聚楽第」を建て、秀吉の権力をアピール。翌年には「太政大臣」にもなり、「豊臣」姓が与えられます。後に、甥・秀次に関白を譲り、自身は「太閤」となり、豊臣家の政権維持を図っていきます。
公家の最高位とも言われる「関白」になった秀吉は、身分制度の頂点に立ちます。秀吉の大出世は、歴史上とても稀な大躍進と言えるでしょう。
- 1590年
「小田原攻め」で北条氏を討ち、天下を統一! -
関白・太政大臣となった秀吉は、全国に「惣無事令」を出して、大名間の戦を禁止します。領土等の争いごとは秀吉に委ねるよう定め、反発した者は討伐することで中央集権化を図ります。
また、九州・島津義久を降伏させて九州平定し、キリスト教の宣教と南蛮貿易を禁制する「バテレン追放令」を出します。翌年、諸大名を聚楽第に集め、後陽成天皇の前で、秀吉への忠誠を誓わせて、豊臣政権の正当性を見せつけます。
「小田原攻め」にて北条氏政を討ち、東北地方の伊達政宗など諸大名を服従させ奥州を平定、天下統一となりました。織田信長も果たせなかった天下統一を、秀吉がついに実現させます。
「豊臣秀吉」から学びたいところ
- 自分が望む環境を手に入れる
-
秀吉は、放浪生活などを経て、雑用などをする小者として織田信長に仕えます。仕える君主を選べる戦国時代。織田信長を選んだ秀吉に、先見の明があったように感じられます。
信長は強敵と絶え間なく戦っていたため、秀吉に功績を立てる機会が巡り、重臣の地位を得ます。信長に仕えることで、戦や政、経済など、多くを学び、天下統一の下地を育むことができたでしょう。君主に織田信長を選んだことが、天下統一への一歩と言えるかもしれません。
高校生のみなさんは、高校卒業後の進学先選びをしますね。学ぶ進学先の環境によっては、将来が左右されてしまうかもしれません。早めに進学先検討を始め、十分に比較検討し、悔いのない進学ができるようにしましょう!
- 人の心を掴む力
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秀吉には、自身の家臣団がなく、人材を登用する必要がありました。優秀な人材を見抜く力で、竹中半兵衛、黒田官兵衛などの逸材を登用します。また、家臣の心を掴むことで、秀吉のために力を発揮する家臣団を形成していきました。
戦でも、無闇に争わず、敵対する徳川家康のような相手も手なずけて味方に取り込み、犠牲を減らし、勢力を拡大していきます。秀吉一人だけではなく、周囲の力を活かしたことによって、天下統一が果たされたと言えるでしょう。
高校生のみなさんも、日々の高校生活や部活動など、リーダーシップを発揮する場面があるでしょう。そんな時には、秀吉のように、メンバーの心を掴むよう働きかけ、皆が力を発揮できるよう取り組んでみるのも良いですよね!
「豊臣秀吉」のオススメ小説・マンガ
- 豊臣秀吉(全8巻)
著 者:山岡荘八
出版社:講談社 -
山岡荘八著の小説「豊臣秀吉」は、幼名・日吉丸の頃から、秀吉の生涯を描いた大作。物語性も高く、面白く読み進められると思います。全8巻の長編小説なので、小説を読むのが好きな方にオススメです。
- 超ビジュアル! 歴史人物伝「豊臣秀吉」
著 者:矢部 健太郎(監修)
出版社:西東社 -
まずは、時代の流れが知りたいという方には、マンガがオススメ!手軽に読むことができますよ。
- 超ビジュアル! 歴史人物伝「豊臣秀吉」
あとがき
いかがでしたか?本能寺の変など、時代の変化にすぐさま対応した秀吉の判断力・実行力があれば、変化のスピードが速い現在でも、柔軟に対応できそうですね。歴史上稀に見る大出世を遂げた秀吉の成功や失敗から、みなさんの日々の生活に活かせるヒントが見つかればうれしいです★
- ※当記事は、2022年2月時点の情報をもとに作成しています。
※最新の情報と異なる場合がございますこと、予めご了承ください。
【アンケート調査概要】
調査方法:ネット調査
調査対象:高校生
調査期間:2021年10月1日~10月12日
回答者数:男子207名/女子342名
※高校生ライフランキング「好きな歴史上の人物 2021年」より
- ・農民の子から大出世で上がっていくのがカッコイイ(高3・奈良県・男子)
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