医療技術学部 臨床検査学科
高度化する医療に対応でき、良好なコミュニケーションを築ける臨床検査技師へ
臨床検査学科の特長
- 学部・学科・コースについて
-
■複数の画像から疾患を判断できる人材を育成
臨床検査技師は、患者さんから採取した血液や尿、組織細胞を調べたり、心電図や脳波、超音波検査などを行ったりして、医師の診断・治療に必要な科学的データの分析結果を提供します。
本学科では、医療の高度化に対応できる臨床検査の知識・技術を身につけることはもちろん、チーム医療の一員として必要な「協働する力」、データを適切に説明できる「コミュニケーション力」を養います。
専門科目では、他大学ではあまり学ぶことができない「画像検査学」の科目を設置。超音波検査、心電図検査、MRIなどに欠かせない画像診断方法を学び、複数の画像から疾患を判断することのできる臨床検査技師を養成します。さらに、最先端の医療技術を学ぶ「遺伝子検査学実習」などの科目を設け、新しい視点を学ぶと同時に、医療の進歩に貢献できるような研究マインドを身につけることのできる環境です。もっと見る
- 資格について
-
■国家試験合格率:臨床検査技師[98.2%](2024年3月卒業生実績)
全国平均を大きく上回る結果となりました。(全国平均:76.8%)
1年次から年3回の国家試験の模試を実施し、ウイークポイントを把握。また、過去問に取り組むだけでなく、国家試験の合格ラインを意識しながら設問に取り組むことができるプリントや、経験豊富な教員が重要箇所を集約したプリントなど、教員が独自に用意した教材による指導も実施。学生と教員がチームとなって、合格をめざします。もっと見る
- 学べる内容
-
■さまざまな臨床検査の領域を段階的に身につける
●微生物検査学実習
実習を通じて感染症の原因となる微生物について学び、微生物検査を行うのに必要な知識・技術を身につけます。
具体的には「染色法、培養・同定法、顕微鏡観察」などの手技を修得します。
●輸血・移植検査学
輸血・移植に必要な免疫学的な知識とその臨床的意義について学び、安全な輸血・移植のために必要な検査技術の育成を目標とします。
●IPW論
多学科共同で「チーム医療」について学ぶ科目。各学科の学生が集い、「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かを、それぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて、最適なアプローチ方法を考えます。
●学科連携型「アドバンスプログラム」
関西圏で唯一、臨床検査学科・臨床工学科・診療放射線学科の3学科を有する大学だからできる、学科連携型「アドバンスプログラム」を取り入れ、早い時期から多学科と一緒に学ぶ環境が整っています。もっと見る
- 取得受験資格
-
■臨床検査学科で取得可能な資格
臨床検査技師国家試験受験資格
細胞検査士資格認定試験受験資格(選考制)
遺伝子分析科学認定士(初級)受験資格
中級・上級バイオ技術者認定試験受験資格
医療情報技師
第2種ME技術者もっと見る
- 卒業後の進路
-
■検査のエキスパートとしてさまざまなフィールドで活躍が可能
病院をはじめ、検査センターや健診センターなどの健康診断実施機関、化粧品・食品メーカーなどの生物化学系企業での研究職など、幅広い分野で活躍することができます。また検査部門の分業化が進んでいるほか、患者さんへの検査内容の説明、院内感染制御チームへの参加など、業務の拡大に伴い採用ニーズも高まりを見せています。
■過去3年間(2022~2024年3月卒業生)の主な就職実績
大阪市立総合医療センター、関西医科大学総合医療センター、大阪労災病院、大阪公立大学医学部附属病院、大阪府済生会千里病院、医誠会国際総合病院、井上病院、淀川キリスト教病院、兵庫県立尼崎総合医療センター、神戸中央病院、奈良県立医科大学附属病院、京都医療センター、南和歌山医療センター、多根クリニック、株式会社大阪血清微生物研究所 ほかもっと見る
臨床検査学科の概要
- 定員70名
- 募集共学
- 学費185万円 [2025年度]
※2025年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・保健・衛生学
- ・医学
- ・人間科学
- ・心理学
- ・生物学
目指せる職業
- ・臨床検査技師
- ・バイオ技術者
資格
- ・臨床検査技師
- ・バイオ技術者認定試験