医療技術学部 臨床工学科
医学と工学の両面で人命を守る、医療機器のスペシャリスト
「臨床工学技士」をめざす
臨床工学科の特長
- 学部・学科・コースについて
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■徹底した「医学」「工学」「技術」の基礎教育で、医療現場で活躍できる人材を育成
「医学」と「工学」を融合した「生体工学」の視点と、医療機器の操作技術をバランスよく学び、徹底した基礎力を身につけます。また、ICT(情報通信技術)を活用できる能力を養成すべく、医療情報システムやセキュリティ対策についても学びます。
医学の進歩による医療機器の高度化、医療スタッフが連携して治療を行うチーム医療に欠かせない存在として、病室をはじめ、手術室や集中治療室、救命救急の現場などあらゆる場所とシーンで活躍できる人材を育成します。もっと見る
- 資格について
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■国家試験合格率:臨床工学技士[98.2%](2024年3月卒業生実績)
3年連続、関西の大学で合格率1位を達成しました。(全国平均:79.5%)
合格者数も西日本の大学で2番目に多い54名が合格となりました。
本学科の国家試験対策は、1~3年次では夏・冬・春の長期休暇前後で国家試験の類似問題をこなします。休暇中の課題学修により履修科目の知識の定着を図ります。4年次では国家試験の模擬試験を実施。さらに国家試験対策のカリキュラムによって学生の知識レベルを高めていきます。もっと見る
- 学べる内容
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■「医用ロボット工学」など先進科学技術を学ぶ
●体外循環実習
生命維持装置のひとつ、「人工心肺」を学びます。その原理や構成はもとより、心臓血管外科手術への理解も深めながら、人工心肺の操作方法を修得。シミュレータを活用し、実践的な技術を身につけます。
●医用ロボット工学
手術で活躍するロボットや、人工心臓を駆動させる機器とその外部情報を読み取るセンサーなど、医療現場を支える高度な工学領域について学びます。また、医療における人工知能(AI)についても知識を深めます。
●IPW論
多学科共同で「チーム医療」について学ぶ科目。各学科の学生が集い、「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かを、それぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて、最適なアプローチ方法を考えます。
●学科連携型「アドバンスプログラム」
関西圏で唯一、臨床工学科・診療放射線学科・臨床検査学科の3学科を有する大学だからできる、学科連携型「アドバンスプログラム」を取り入れ、早い時期から多学科と一緒に学ぶ環境が整っています。もっと見る
- 取得受験資格
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■臨床工学科で取得可能な資格
臨床工学技士国家試験受験資格
第1種・第2種ME技術者
医療情報技師もっと見る
- 卒業後の進路
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■手術室や集中治療室から病室、在宅まで、医療機器を扱うあらゆる現場で活躍する
手術に関わりたいのであれば「急性期系の医療機関」、患者さんと関わる機会を増やしたいのであれば「血液浄化療法に強い医療機関」など、自分の興味にあった選択肢が広がっています。そのほか、研究や教育分野、医療機器の開発、海外NPO・NGOで医療安全に関わるなど、多様なニーズがあります。
■過去3年間(2022~2024年3月卒業生)の主な就職実績
国立循環器病研究センター、大阪医療センター、大阪国際がんセンター、関西医科大学総合医療センター、大阪大学医学部附属病院、近畿大学病院、大阪警察病院、高井病院、松原徳洲会病院、神戸市民病院機構、奈良県立病院機構、京都山城総合医療センター、和歌山県立医科大学附属病院、市立大津市民病院、ニプロ株式会社 ほかもっと見る
臨床工学科の概要
- 定員60名
- 募集共学
- 学費185万円 [2025年度]
※2025年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・保健・衛生学
- ・医用工学
- ・医学
- ・人間科学
- ・心理学
- ・電気工学
- ・電子工学
- ・応用化学
- ・物理学
目指せる職業
- ・臨床工学技士
資格
- ・臨床工学技士