総合リハビリテーション学部 言語聴覚学科 ※2024年4月開設
「こころ」でつながり、「こころ」で会話する
AI時代にも求められる「言語聴覚士」を育成
言語聴覚学科 ※2024年4月開設の特長
- 学部・学科・コースについて
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■ことばを紡ぎ、こころでつながるスペシャリストへ
一人ひとりに異なる症状だけでなく、その人が抱えるこころの痛みに寄り添う言語聴覚士。専門的な知識・技術をもとに、こころを通わせ二人三脚で歩む「言語聴覚士」を育成します。
リハビリテーションの仕事は、単に症状に対する改善策を提供するだけでは成り立たず、豊かな人間性とコミュニケーション力を発揮して患者さんの気持ちに寄り添った対応が求められます。コミュニケーションには、言葉だけではなく、思考、聴こえ、声の調子、表情、身振りなどさまざまな要素が含まれます。複雑な障がい像を理解し、観察力や洞察力もフル活用しながら臨機応変に対応する言語聴覚士の業務は、AIには代替できない仕事だと考えられています。
■言語聴覚士とは?
小児から超高齢者まで幅広い年齢層を対象に、検査や訓練、助言などを行い、話す・聴く・食べるといった日常生活に欠かせない機能の回復や向上、社会復帰、発達を支援する、リハビリテーションの専門職です。もっと見る
- 学べる内容
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■3学科連携の学びでさらなる高みへ
●発声発語・嚥下障害学III
嚥下障害(食物を口から安全に飲み込めない)の要因や臨床像、言語聴覚士が主に担当する評価やリハビリテーションの方法について学びます。「安全に食べること」は健康維持や体力回復を目的とした栄養摂取はもちろんのこと、日々の楽しみや人間の尊厳にも関係します。近年、とても注目されている領域です。
●IPW論
多学科共同で「チーム医療」について学ぶ科目。各学科の学生が集い、「ケースカンファレンス(症例検討会)」というグループワークを行います。具体的な症例がテーマとして与えられ、その症例に対しどのような治療やケアが必要かを、それぞれの立場から検討します。多職種と連携した協議を通じて、最適なアプローチ方法を考えます。
●総合リハビリテーションIPW演習
言語聴覚学科・理学療法学科・作業療法学科の3学科合同で実施する科目。3学科混成でグループを作り、リハビリテーションにおける各医療職の役割や専門性を理解し、症例(病気やケガの例)を通じて患者さんに適切なリハビリテーションの提供方法を検討・討論します。もっと見る
- 取得受験資格
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■言語聴覚学科で取得可能な資格
言語聴覚士国家試験受験資格
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- 卒業後の進路
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■活躍の場が広がるリハビリテーション領域
医療機関以外にも、保健・福祉機関や教育機関など幅広い領域で活躍の場があります。また、医療技術の進歩に伴い、これまでは助からなかった命が救われる一方、障がいとともに生きる人が現代社会で増えているため、今後言語聴覚士をはじめ、リハビリテーション職のニーズは高まると予想されています。
■活躍しやすいフィールド
言語聴覚士は、男女ともに活躍できる仕事ですが、女性の比率が高い職種です。それは、力仕事が少ないことが要因の一つと考えられます。また産休や育休に理解がある職場が多く、就業時間が規則的で基本的に夜勤がないため、働きやすい環境が整っています。もっと見る
言語聴覚学科 ※2024年4月開設の概要
- 定員40名
- 募集共学
- 学費185万円 [2025年度]
※2025年4月入学者対象のものです。
学べる学問
- ・リハビリテーション学
- ・保健・衛生学
- ・人間科学
- ・心理学
目指せる職業
- ・言語聴覚士
資格
- ・言語聴覚士