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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
センバツで東北と対戦決定の日 被災者支援へ緊急募金活動実施
岐阜県 大垣日大高校 生徒会役員、有志生徒のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
日本列島のほぼ中央に位置し、古くから主要街道が通る交通の要衝の地であり、東西の文化が交流するまちとして栄えた岐阜県大垣市に、2012年に創立50周年を迎える大垣日本大学高等学校がある。
同校は、西濃地区に優秀な私立高等学校の設立をと、地元の教育界や財界、市民など多方面からの支援と日本大学の指導のもと、日大の準付属校として開校。そのため同校の生徒は、生徒会を中心に、地元への感謝を込めて、地域清掃を毎月1回実施するなどの貢献活動を行っている。この社会貢献の精神は、日本国内はもとより、世界に向けても発揮されており、卒業生が使わなくなった体操服を洗って、日本大学国際関係学部のゼミに寄贈し、発展途上国で行われるボランティア活動に使用されている他、昨年度からスタートしたペットボトルキャップ回収活動もその一例である。
今年3月15日には、「東日本大震災」の被災者を支援するための募金活動を、JR大垣駅前で実施した。
この日は第83回選抜高校野球大会の組み合わせ抽選会が開催され、同校は宮城県仙台市の東北高校との対戦が決まった。そのためもあって、生徒会役員や応援団員、チアリーダーなど活動に参加した有志生徒約25人は、いっそう大きな声で「被災者の方々への支援をお願いします」と、まち行く市民や駅の利用者などに呼びかけた。
募金活動は18日と24日の両日も実施。今回の募金活動の中心となった生徒会役員は「東北地方の状況は、ひとごととは思えない。選手たちは、いい試合をして、被災地の人たちを勇気づけたいと話していた」と語る。
その言葉通り、大会6日目(3月28日)の第1試合で対戦した両校は、全力を尽くした白熱した試合を展開。結果は7対0と大垣日大高校の大勝だったが、同校の阪口慶三監督は「すごい魂で向かってきた」と、震災後、ボランティア活動を続け、思うように練習が出来なかった東北高校の選手を称えていた。
なお、同校生徒の募金活動で市民などから寄せられた義援金は、112万8589円にもなり、後日、日本大学と岐阜県私立中学高等学校協会を通じて、被災者に贈られることになっている。活動に参加した生徒は「多くの人々が協力してくれたおかげで、こんなにもたくさんの募金が集まりました。ありがとうございます」と感謝の言葉を述べていた。
(2011年4月掲載)
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