佐賀県 唐津商業高校 | “もっと役に立ちたい” 支援物資の仕分け作業に取り組む | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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“もっと役に立ちたい” 支援物資の仕分け作業に取り組む

佐賀県 唐津商業高校 生徒会、ボランティア部、弓道部のみなさん

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佐賀県北西部に位置する唐津市。玄界灘に面し、古くから大陸との窓口として栄えた同市に県立唐津商業高校がある。1917(大正6)年の創立以来、地域のビジネス教育の拠点として成長してきた同校の生徒は、毎日の勉強で培った知識等を生かした地域貢献、社会貢献活動を実践している。

3月19日には、生徒会役員とボランティア部の生徒らが、「東日本大震災」の被災者のために、市に寄せられている支援物資の仕分け作業に取り組んだ。

11日のニュース映像に同校の生徒はみな釘付けになった。マグニチュード9.0の大地震に続く大津波。クルマ、家屋、船までも押し流し、破壊つくす自然の猛威。多くの人々が避難生活を余儀なくされた現実を見、高校生としてできることを、と真剣に考え、全生徒が募金活動などを実施してきた。

「募金だけでなく、もっと役に立ちたい」。その想いを強くした生徒会役員、ボランティア部の部員は、19日、被災地に送る支援物資を一時保管する同市文化体育館に集まった。さらに、部活の練習中だった弓道部の部員も、「私たちも手伝いたい」と急遽合流。市職員と一緒に、市民から寄せられた新品の毛布などの救援物資を、運搬しやすいよう段ボールに詰め替える梱包作業に取り組んだほか、義援金の受け付けを行った。

21日までの3日間、交替で仕分け作業を手伝った生徒は、「支援活動には、きめ細かな気配りが必要なことも学べた」と話していた。

また、同校生徒が唐津の商品を紹介し、通信販売につなげるインターネットショッピングモール〈からつ学美舎(まなびや)〉の生徒も、独自の被災者支援活動を展開している。それは、生徒が企画し、地元企業の協力で開発したスキンケア商品「松ゅらるシリーズ」を4月から「東日本大震災復興支援ボトル」として発売。1本の売り上げにつき10円を寄付することにした。

被災地支援に取り組む生徒は、「私たちらしい復興のお手伝いがしたいと考えた」と話し、「被災地復興には何年もかかるといわれている。高校生の私たちにできることは小さいけれど、続ければ大きなチカラになると信じている」と力を込める。

同校生徒のこうした活動は、「挑戦 誠実 品格」をビジョンとする同校の教育成果の一つの証拠と言えるだろう。

(2011年5月掲載)

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