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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
“被災者の力になろう”と絆Tシャツなどの商品を考案、文化祭で販売
岐阜県 大垣商業高校 全生徒のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
日本列島のほぼ中央に位置する岐阜県大垣市に、県立大垣商業高校がある。「士魂商才」を伝統訓とする同校の生徒は、創立110年を迎える歴史と伝統を受け継ぎ、「挑戦する力」「生きる力」「活かす力」の3つの力を育成。加えて生徒たちは、この3つの力を社会に生かすべく様々な活動を展開している。
今年は「東日本大震災の被災者の力になろう」と、全生徒が自発的に立ち上がった。そして商業高校らしく、クラスや部活ごとに商品を企画。9月6日に開かれた文化祭で販売し、売上金の一部を宮城県の高校に寄付した。
その中でマルチメディア部は『「東北復興支援企画」~絆の輪が奇跡を生む~』をテーマに、オリジナルTシャツと支援はがきを製作した。
7月中旬、15人の部員全員での企画打合せからスタート。ラフスケッチ描きから下絵完成までを約半月かけて実施。その後約1ヶ月をかけて、Tシャツデザインや支援はがきデザインのCG加工やプリント行った他、タグ付け、袋詰めなども手掛けた。そして文化祭当日、「絆」の文字を大胆にデザインしたものなど5種類のオリジナルTシャツ合計120枚と、「絆の輪が奇跡を生む!」などの言葉をあしらったイラストや写真をデザインした15種類の支援はがき合計450枚を用意した。
また1年E組は、担任教諭が外部研修で大河原商業高校の教諭と知り合ったのが縁で、宮城県大河原商業高校の生徒が、大河原町名産の梅を使って開発した梅果汁「うめらむね」を210本取り寄せ販売した。さらに、ボランティア活動を実施しているESS部もメッセージカードを作成し義援金の募金活動を行った。
来場者も、生徒たちの“被災者の力になろう”の趣旨に賛同し、マルチメディア部のTシャツなどをはじめ、各部、クラスが企画した商品を買い求め、大盛況。1年E組の「うめらむね」は約4時間で完売したという。生徒の1人は「何か力になりたいと思っていた。商品が売れるたびにうれしくなった」と話していた。
なお、義援金は、9月中旬、大河原商業高校へ寄付された。
(2011年10月掲載)
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