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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
交流20年 タイ洪水被災者を救おう!と募金活動
茨城県 水戸農業高校 全生徒のみなさん
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2011年7月末に始まり12月23日に終息宣言が出されたタイの大洪水。過去50年で最大の被害をもたらした今回の洪水被災者を救おうと、茨城県立水戸農業高校の生徒が立ち上がり、昨年の10月24日から28日まで、学校内やJR水戸駅前などで募金活動を行った。
同校では、生徒の国際的視野を広げることを目的に、およそ20年前から「タイ王国との国際交流プログラム」を実施。同国北部のヴィエンチャイ高校での授業参加や、ホストファミリーとの農作業体験などを通して交流を深めている。
今回のタイ支援の募金活動は、第1回の交流プログラムに参加し、現在は同校で実習助手をつとめているOBが提案。2011年12月にタイでの第19回交流プログラムに参加した8人の生徒を中心に実施した。
3月11日の「東日本大震災」で、タイ王国はいち早く日本への支援を表明し、茨城県にも支援物資が届けられた。生徒は、長年交流を続けて来たタイに少しでも恩返ししようと水戸駅前で市民に募金を呼びかけた。「洪水で困っているタイの人々のために、募金をお願いします」の生徒の声に、多くの人々が応えていた。また、生徒の活動に賛同した県立石岡一高農業クラブも協力した。
水戸駅前での募金活動に参加した生徒は「“ありがとうタイ!がんばれタイ!”の気持ちを込めて呼びかけた」と話し、「生徒や多くの市民が協力してくれたおかげで、多くの義援金が集まった」と感謝していた。
そして11月8日、タイ行きを前にした生徒代表2人が、東京都千代田区のタイ大使館を訪問。義援金31万5000円を大使に手渡した。大使から「タイと日本の架け橋になって」とエールを送られた生徒は、今後も全校あげてタイ支援のための活動を続けていきたいと話していた。
なお、義援金は、大使館を通じてタイ本国に送られることになっている。
(2012年1月掲載)
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