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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
対馬・浅茅湾の風景写真をカレンダーに 渡海船PRに100部寄贈
長崎県 豊玉高校 写真部のみなさん
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長崎県対馬市に1973年創立の県立豊玉高校がある。同校生徒は、校訓「恕」「和衷協同」「切磋琢磨」のもと、日々の勉強や部活に勤しむと共に、地域ボランティアなどの活動を通して、思いやりの心と母校愛・郷土愛を育んでいる。
中でも、対馬の観光や町の活性化に積極的なのが写真部だ。
部員8人は、対馬中央部に位置する浅茅(あそう)湾の風景を撮影し、2012年版の「浅茅湾カレンダー」を作製。12月、湾内を運航する対馬市営渡海船(とかいせん)「ニューとよたま」に100部を寄贈した。写真部は2ヶ月前の10月28日にも、自分たちで作成した「浅茅湾絵はがき」を寄贈している。
撮影の舞台となった浅茅湾は、対馬の上島と下島の間にある。大小幾つもの入江と島々が複雑に入り組んだリアス式海岸で、周辺には豊かな自然や観光名所が点在し、壱岐対馬国定公園に指定されている。その浅茅湾内の集落を結ぶ交通手段が渡海船で、観光客の周遊にも用いられている。
部員たちは、2010年から渡海船に乗船し、年間を通して浅茅湾の四季の風景を撮影。数多くの作品の中から、海中鳥居で有名な和多都美(わたづみ)神社などの名所、海岸に多く自生するゲンカイツツジや日本では対馬だけに自生するハクウンキスゲなど、7点を選んでカレンダーを製作した。
贈呈式当日の12月20日は、写真部を代表して2人の部員が渡海船「ニューとよたま」の起点港、仁位港桟橋を訪問。「浅茅湾の四季が感じられる写真を使った。対馬の観光に役立てばうれしい」と、船長らにカレンダーを手渡した。船長は「渡海船をPRするきっかけになる。ありがたい」と感謝していた。
カレンダーはA4サイズで全7ページ。「浅茅湾絵はがき」と同様、渡海船の利用客に無料でプレゼントされた。※絵はがきは継続してプレゼント中。
なお、カレンダーは同校写真部のホームページからも画像データを取得、印刷できる。http://www.news.ed.jp/toyotama-h/bukatsu.html
(2012年3月掲載)
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