兵庫県 西脇高校 | 南三陸町でボランティア がれき処理や子どもたちと交流 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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南三陸町でボランティア がれき処理や子どもたちと交流

兵庫県 西脇高校 100人の生徒のみなさん

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今年の3月、兵庫県立西脇高校の生徒が、東日本大震災の被災地、宮城県南三陸町で復興支援のボランティア活動を実施した。生徒100名の他、教師9名と同市のご当地グルメ播州ラーメン店の店主1名の合計110名が参加。出発式では、同校の竹内校長が「現地の復興のため、精いっぱい取り組んでほしい」と激励。生徒代表が「少しでも力になるようがんばります」と挨拶し、一行はバス4台に分乗して現地に向かった。

翌日、南三陸町に到着。生徒は、同町立入谷小学校の児童らと交流をはかる班と、がれき処理を行う班の2つに分かれ、早速支援活動をスタートした。

入谷小学校班は、昨年夏、生活情報科の生徒が西脇市特産の播州織生地で、給食当番服約100着(SS~LLまで5サイズ)を製作し、帽子、収納袋とのセットで入谷小学校に贈っている。製作した生徒は、入谷小の子どもたちとさらに絆を深めたいと、会うのを楽しみにしていた。そして同小では、給食当番服のほつれなどを修繕したり児童とキーホルダー作りをしたりしたほか、昼食時には、播州ラーメン店の店主が約200食のラーメンをふるまった。児童からは「かわいい給食服をありがとう」のお礼の言葉が、ラーメンを味わった住民からは「大変美味しかった」と感謝の言葉が寄せられていた。

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また、がれき処理作業班の生徒は、南三陸町ボランティアセンターを通じてがれき撤去に汗を流した。参加した生徒は「がれきの中には結婚式の写真や目覚まし時計、キャラクターの絵のある食器などがあった。大切な日常生活を津波が奪ったことを実感した」と話していた。

4月10日、同校体育館で開かれた活動報告会では、津波で町並みが失われた光景や活動の様子について写真を交えて説明。報告した約30人の生徒は、「大切なものを奪われた心の痛みは本当に計り知れないと思った」と話し、「自分たちのできることで、活動を継続させたい」と、力強い言葉で全生徒に呼びかけた。
(2012年6月掲載)

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