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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
図形も学べる創作点字絵本を制作 視覚障害者からも高い評価
徳島県 城東高校 文芸部のみなさん
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生徒主体の社会貢献活動に力を入れている徳島県立城東高校。今年春には、文芸部の生徒が視覚障害者のために創作点字絵本「まる、3かく、4かく」を制作した。同校の非常勤講師が発案し、11人の部員がストーリー作りとイラストを担当。点字図形で描いたイラストと点字で物語をたどりながら、同時に図形も学ぶことができる。
主人公は丸形のまる君、三角形のさんかくちゃん、四角形のしかくさんの3人組。逃げた子犬を連れ戻すために、3人がついたり、はなれたり、犬小屋の形になったりと、高校生らしい楽しい発想にあふれた物語で、「みなさんの周りにも丸と三角と四角はいっぱいいます。探してみてくださいね」と、読者の好奇心を引き出す言葉で締めくくられている。
既存の絵本を点訳するのではなく、初めから点字絵本を創作する例は少なく、部員たちは「点字でも分かりやすい絵を心掛けた。図形である主人公の個性を出せたと思う」と話している。また絵本を読んだ視覚障害者からは「世の中にはいろいろな人がいて当たり前。それぞれに得意と不得意があり、互いに助け合うことが大切だということを教えられた」との感想が寄せられるなど、好評だ。
生徒を指導した講師は「内容に算数の要素が含まれており、盲学校の算数の授業などで使ってもらえれば」と話す。シリーズ化も考えており、すでに部員たちと次作の準備中という。
(2013年5月掲載)
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