福島県 郡山北工業高校 | 暮らしに安全を 警備ロボを研究・開発 世界も注目 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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暮らしに安全を 警備ロボを研究・開発 世界も注目

福島県 郡山北工業高校 コンピュータ部のみなさん

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福島県立郡山北工業高校コンピュータ部の部員が、防災ロボットや警備ロボットの研究・開発に取り組んでいる。福島第一原発事故避難区域での窃盗事件や多くの死者を伴う火災が続いたりしたことに胸を痛めたことがきっかけ。震災を経験した自分たちが「行動しなくては」と挑戦を始めた。

同部では10年以上前からロボット製作を進めており、その蓄積の技術で開発したのが多機能型防災ロボット「プロロボ」。地震や火災、気圧の変化を検出してゲリラ豪雨などの予測や温度上昇による熱中症の危険性も警告。留守番ロボット、災害時は探査ロボットとしても活用可能という。

続く「シャドウ」は「プロロボ」の監視探査機能を主に、「手軽で便利」をキーワードに小型軽量・機動力の向上を図った。多機能センサーを搭載。不審者の侵入や火災、ガス漏れなどの異常を感知すると利用者に電子メールで知らせる。放射線測定機能やカメラも装備。家庭や工場、倉庫、放射線量を考慮する現場での活用も期待される。

福島県 郡山北工業高校 コンピュータ部のみなさん2

世界の学生が機械の開発技術を競う国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテスト世界大会で昨年「プロロボ」が優勝、今年は「シャドウ」が3位に入賞するなど、その優れた性能は世界も注目。部員たちは「福島の工高生の力を世界に発信できた」「これからも自分たちの作ったもので地域に貢献し、人々に喜びや幸せを感じてもらえる技術者を目指したい」と話していた。
(2015年7月掲載)

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