福井県 羽水高校 | 戦争の記憶を未来へつなぐ テレビドキュメント制作 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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戦争の記憶を未来へつなぐ テレビドキュメント制作

福井県 羽水高校 放送部のみなさん

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福井県立羽水高等学校の放送部は今年7月、「第62回NHK杯全国高校放送コンテスト」のテレビドキュメント部門で入選を果たした。タイトルは「語り継ぐもの」。戦争をテーマにした作品で、2年生の2人の部員を中心に昨年秋から取材を始めた。

2人は福井県に残る戦争遺品や、それを伝えようとする元特攻隊員や戦争経験者の話を丁寧に聞き出していく。その中で「自分がいなくなったら、遺品から意味が消える」というお年寄りの言葉に、部員たちは衝撃を受けた。そして「遺品が持つすごさは、人の言葉があるからわかる」「今だからこそ伝えなくては」の思いを込めて、高齢化で減っていく戦争経験者の声に耳を傾ける大切さを訴える作品に仕上げた。

作品の最後のナレーションは「まだ間に合うのだ」。部員たちはこの言葉を胸に刻み、今後も戦争の記憶を未来につなぐ「語り部の継承者」として、「自分たちを含めた若い世代に、戦争の真実を学ぶ時間はまだ残っていることを伝えたい」と話していた。

福井県 羽水高校 放送部のみなさん2

今回の放送部の活動は「博(ひろ)くこれを学び、審(つまびら)かにこれを問い、愼(つつし)んでこれを思い、明らかにこれを辨(べん)じ、篤(あつ)くこれを行う」という同校の校訓の精神を、確かな形で表現したものといえるだろう。
(2015年10月掲載)

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