神奈川県　湘南学院高校　ＪＲＣ部のみなさんの善きことニュース

３.１１を忘れない　パネル展示、ご当地菓子販売で復興支援

神奈川県　湘南学院高校　ＪＲＣ部のみなさん

神奈川県の湘南学院高校（横須賀市）では、毎年秋開催の学園祭「清湘祭」で２０１１年以来、「３.１１を忘れないで」と、ＪＲＣ部（青少年赤十字）を中心に東日本大震災復興支援を目的とした催しを実施している。

生徒たちは、２０１１年の震災直後から、募金活動や岩手県陸前高田市などの被災地でのボランティア活動に取り組んで来た。またＪＲＣ部では、横須賀市の友好都市・会津若松市の高校のＪＲＣ部に名所の紹介を依頼。その情報を基に、学園祭の来場者などに現地への観光を訴えるなど、地道な支援活動を続けている。

今年１０月に開催した学園祭では、今も払拭し切れない原発事故による風評被害の実態や会津若松市の魅力を情報発信する展示コーナーを設置。東北名物の牛タンやずんだ餅にちなんだ「ご当地菓子」を詰め合わせにして販売するなど、高校生らしいアイデアで約４０００人の来場者に向け啓発に努めた他、募金活動も行った。

同校は、横須賀市などが大震災で深刻な被害を受けた友好都市を支援するため、２０１１年４月に結成した「会津若松応援団」の認定団員にもなっており、ＪＲＣ部の生徒は「友好都市のつながりを通して、すてきな情報を知ることができ、風評は気にならなくなった」「自然豊かでいい所だと知った。もっと観光客が増える活動を企画したい」と話す。今後も復興支援のための活動を続けていくと、力強く語ってくれた。
（2015年12月掲載）