岩手県 宮古水産高校 | 熊本地震被災者へ 支援物資を実習船でリレー | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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熊本地震被災者へ 支援物資を実習船でリレー

岩手県 宮古水産高校 専攻科のみなさん

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熊本地震の被災者のため、東日本大震災で大きな痛手を受けた岩手県内でも「5年前の感謝の気持ちを伝えたい」と支援の動きが活発になっている。

岩手県立宮古水産高校では漁業実習船「りあす丸」に支援物資を積み込み、 4月19日の夕方、宮古港を出港した。

これは、18日に横浜で開催されていた全国水産高校長の会議で、熊本県教育委員会からの要請に応えたもので、福島県沖で沿岸航海中だった「りあす丸」を宮古港に呼び戻した。

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19日朝に帰港した「りあす丸」に、同校専攻科の生徒や教員など約40人が、岩手県内の高校や宮古市が用意したコメ、非常食、飲料水の他、毛布、ブルーシート、移動式の発電機などの支援物資を積み込んだ。

21日、東京港で、熊本県立苓洋高校の実習船「熊本丸」に物資を積み替えた。22日、「熊本丸」が約20トンの支援物資を載せて熊本県の三角港に向けて出港。25日に無事到着し、避難所となっている県立学校、宇城市、老人介護施設、駐車場で車中泊している被災者に配布した。

支援物資をリレーした宮古水産高校の生徒は、「食料も水も足りず苦労した5年前を思い出した。物資が復興に役立てばうれしい」と話していた。
(2016年5月掲載)

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