北海道 札幌龍谷学園高校 | 北海道から熊本の復興を願って 熊本城の模型制作 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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北海道から熊本の復興を願って 熊本城の模型制作

北海道 札幌龍谷学園高校 美術部のみなさん

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今年9月に開催された札幌市のミニ大通「お散歩まつり」に、熊本城が出現した。札幌龍谷学園高校の美術部員らが作成した熊本城の模型だ。

部員たちは、4月に起きた熊本地震に心を痛め、被災地の一日も早い復興を願い被災者を応援しようと、地元のシンボルである熊本城大天守の模型を作ることにした。

スタートしたのは5月、生徒たちはできるだけ忠実に再現しようと、インターネットなどを駆使して熊本城の写真を収集。制作には部員たちを中心に多くの生徒らが協力し、材木とベニヤ板を使って基礎となる骨組を、また瓦屋根は教員や生徒たちの協力で集めた2000個以上の紙コップを縦半分に切って表現した。大きさは高さ約4・5m、幅5・5m、奥行き1・5mで、三重やぐらや壁面の模様も見事に再現。7月の学園祭で初披露し、来場者から高い評価を得た。

北海道 札幌龍谷学園高校 美術部のみなさん2 北海道 札幌龍谷学園高校 美術部のみなさん3 北海道 札幌龍谷学園高校 美術部のみなさん4

学園祭から2ヶ月後の「お散歩まつり」への展示が決まった際、模型の点検、修理に加え、小天守も新たに追加したため、準備に半月以上の時間を要したという。

まつり会場への搬入日はあいにくの雨だったが、部員やOBら約15名で組み立て作業を実施。「しっかりしたものを展示しなければ、応援どころか熊本に失礼になる。根気のいる作業だった」「城を見た方々が、復興に向けてがんばっている熊本や東日本大震災などの被災地に思いをはせ、北海道から応援の輪が広がれば」という部員たち。「生かされて生きる」を教育モットーとする同校生徒だからこその思いだろう。
(2016年10月掲載)

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