北海道 士幌高校 | 子どもや障害者の生きる力を育む セラピー馬を育成 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

子どもや障害者の生きる力を育む セラピー馬を育成

北海道 士幌高校 ライディング部(畜産専攻班)のみなさん

>この学校を詳しく知ろう

北海道士幌高等学校の生徒たちが、全国的にも珍しいセラピー馬の育成・調教に努めている。犬や猫など動物によるセラピーが注目を集める中で、「ホースセラピー」は、乗馬や馬の手入れ、馬の飼養管理、厩舎の管理、馬の観察など馬との交流を通じて、暮らしに困難を抱える人たちの心身両面への効果があるとされている。

士幌高校でセラピー馬の世話や調教を行っているのは、ライディング部(畜産専攻班)の生徒たち。これまで生徒たちには年に数回、近隣の小学校や特別支援学級の小学生や中学生を招き、乗馬交流会を開催している。子ども達にとって乗馬体験は、初めて体感する高い視野、バランスを取ることで日常使わない筋肉や神経を使うためマッサージ効果があり、さらに自分より大きな馬に乗ったという自信と満足感が生まれるという。

「はじめは怖がっていた子どもが、笑顔で帰っていく姿を見るとうれしくなる」と話す生徒たちは、平日の放課後、厩舎の掃除や2015年に生まれた牡馬「ステラ」をセラピー馬として調教している。さらに今年5月に生まれたステラの弟「ポプラ」も、セラピー馬になってほしいという思いを込め、「馬との信頼関係」を基本姿勢に、少しずつ人との関係に慣れさせるための調教を進めている。

北海道 士幌高校 ライディング部(畜産専攻班)のみなさん2 北海道 士幌高校 ライディング部(畜産専攻班)のみなさん3 北海道 士幌高校 ライディング部(畜産専攻班)のみなさん4

「やさしい気持ちで仲間として世話をしながら、愛情を込めて人とのより良い関係をつくってあげたい」と話しながら、生徒たちは「新入り」の健やかな成長を見守っている。
(2017年7月掲載)

あなたのまわりの素晴らしき高校生・善きことをした高校生をご紹介ください。
掲載につきましては、小社にて検討させて頂くことがあります。
メールに氏名(団体名)、都道府県、高等学校名、学年、あなたのお名前、お電話番号、住所、情報源、記事内容をご明記の上、「日本の学校」編集部へお送りください。
この内容についてのお問い合わせ・ご感想はこちらまで( [email protected] )

高校オススメコンテンツ
私立高校のパンフレット取り寄せ 入試過去問題
塾情報
JS日本の塾
気になる学校を調べよう
高校情報
お役立ち記事
私の幼少期~両親の教え~

株式会社JSコーポレーション 代表取締役社長 米田英一