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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
震災で亡くなった人に思い込め 被災地訪問 理解深める
福島県 新地高校 生徒会のみなさん
福島県立新地高校は東日本大震災の津波で、在校生1人と10日前に卒業したばかりの8人をはじめ、多くの卒業生が亡くなった。同校では6年経った今年の3月11日、犠牲者を追悼するため、中庭に「おもひの木」と名付けた沙羅の木を植樹。5月には「おもひの木」のそばに、震災の記憶を引き継ぐことの大切さなどを記した案内板を設置した。
また同校生徒会は、震災で亡くなった人に宛てた手紙を募る「おもひの木ポスト」事業を開始した。亡くなった大切な人に、今の思いを手紙に書いてもらおうというもので、学校ホームページでの紹介や文集も制作する予定だ。
同事業を展開するにあたり生徒たちは、地元以外の被災地と被災者の現状を知ろうと、7月に宮城県山元町の宮城県漁協山元支所を訪問。今回が初めての実施で、生徒会役員と1年生計7人が山元町の漁業関係者と住民4人と面会。「素晴らしい取り組み」と評価された生徒たちは「情報が遮断される恐れがある」「自分の身を守るためすぐに避難してほしい」などの震災の教訓や「どんな災害に見舞われても古里は離れたくない」という住民の思いを知り、これまでのつらかった思いや今のありのままの気持ちを語ってもらえた。学んだことを今後の活動の中で発信し、被災者の心を少しでも癒すことができれば、と話していた。
(2017年7月掲載)
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