北海道 帯広工業高校 | 復活!切符の日付印字器 学校祭で披露 懐かしいと好評 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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復活!切符の日付印字器 学校祭で披露 懐かしいと好評

北海道 帯広工業高校 工業技術部 エアエンジン班のみなさん

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北海道十勝管内唯一の工業高校、帯広工業高校。「創造実践・協同責任」を校訓とする同校の生徒は、日々の学びの成果を地域に還元すべく様々な活動を行っている。

工業技術部エアエンジン班の活動もその一つ。同班は空気圧で作動する「エアエンジン」の研究を行っており、2015年には十勝鉄道の蒸気機関車をモデルに「エアエンジン機関車」を製作。クラッチ機構を搭載し、ハンドル一つで操作でき、地域のイベントなどで試乗会を行ってきた。

そして今年、かつて鉄道の駅で使われていた「ダッチングマシン(日付印字器)」を製作し、7月の学校祭で、エアエンジン機関車と共にお披露目した。

北海道 帯広工業高校 工業技術部 エアエンジン班のみなさん2 北海道 帯広工業高校 工業技術部 エアエンジン班のみなさん3

「ダッチングマシン」は、鉄道会社の切符が厚紙製(硬券)だった頃、販売日の年月日を切符に打刻するための機械で、1970年代以降、自動券売機の普及で硬券廃止になった流れを受け、現在では国内製造されていない。

今回の取り組みは、学校祭などで試乗を行う際、一緒に楽しんでもらえたらと顧問の教諭が提案し、同班の2年生が3月から製作を始めた。生徒たちは写真や動画仕組みを解読し設計図を作成、鉄の切り出しや組み立ても全て手作業で行い、7月上旬に完成した。日付の印字は平成元年から30年まで対応可能という。

初公開の学校祭では、機械を知る世代から、懐かしいとの声も。生徒たちは楽しんでもらえて良かったと笑顔で話し、エアエンジンに関する新たなものづくりに意欲を見せていた。
(2017年9月掲載)

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