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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
石巻市と絆のクッキー開発 「被災地を忘れない」の思いを形に
長野県 松川高校 ボランティア部のみなさん
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長野県松川高等学校のボランティア部は「リンゴと花・絆プロジェクト」を立ち上げ、東日本大震災直後から被災地宮城県石巻市を支援する活動を展開し、今や生徒会や保護者・同窓会や地域を巻き込んだ支援の輪が広がっている。
2011年、石巻市にある宮城県水産高校に「くだものの里松川」のリンゴを届けたことが始まり。その後、生徒会と一緒に、石巻市内の避難所に咲いていたペチュニアの花の種子を譲り受け、町民と一緒に育てて石巻に「お里帰り」をする「花という笑顔を東北へ」という運動に発展し、石巻との交流を深めてきた。また、活動に賛同した町民によって「東北を支援する松川町民有氏の会」が結成され、毎年リンゴを提供したり、部員と共に石巻を訪れ「海と山の交流」を深めたり、地域のボランティア活動やリンゴ農家の手伝いに行く中で地域の人たちとの絆や交流を深めている。
そして今年、部員たちは津波に襲われた石巻の海岸で生き残った「ハマナス」の花と、松川町特産のリンゴをコラボしたクッキーを考案した。乾燥したハマナスの花びらと、リンゴティップ、昨秋開発した「はまりんジャム」を入れて「まきまき」と「ざくざく」の2種のクッキーを開発し、製造を町内の社会福祉法人に依頼した。9月に町内で披露した後、部員たちは東京のアンテナショップ「銀座NAGANO」でクッキーを石巻支援の集大成の1つであり、絆のシンボルとして紹介、「被災地を忘れない」思いを語った。
包装に、部員の考案したキャラクター「はまりん」を描いたクッキーは、石巻市内の交流のある学校や住民に贈る他、町内のイベントで販売し、収益は東北支援に充てられる。
「被災地に感心を持ち続けること、人と人が繋がることの重要性を感じた」と話す部員たちは「松川町と石巻の絆を表現できれば」と商品をシリーズ化し「はまりんシスターズ」として、現在はゼリーを開発中だ。
(2017年10月掲載)
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