岐阜県 大垣養老高校 | 食用瓢箪で地域活性化 エコ対策など多彩な活用提案 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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食用瓢箪で地域活性化 エコ対策など多彩な活用提案

岐阜県 大垣養老高校 瓢箪倶楽部秀吉のみなさん

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2015年、岐阜県立大垣養老高校の有志生徒が「瓢箪倶楽部秀吉」を設立した。きっかけは、生徒たちの足である地元の鉄道「養老鉄道」の廃線危機。町を元気にするために「高校生にもできることがあるはず」と集まった生徒たちが考えたのが、同校のある養老町の特産品、瓢箪を使った地域の活性化だった。

生徒たちが着目したのは食用の瓢箪。種苗業者から取り寄せた種を学校の畑に植えて栽培。毎年、苦みの少ない株から実る瓢箪を人工受粉させ、品種登録を目指している。さらに保育園や幼稚園、小学校などに苗を配布して栽培を依頼するなど、食用瓢箪の輪を広げていった。

生徒たちは、食用瓢箪の漬物や琥珀糖などの商品開発や、夏は日差しを遮るグリーンカーテン、冬は町を彩るイルミネーションに加工するなどの活動を行ってきた。今では「ひょうたんグリーンカーテンコンテスト」が開催されるなど、瓢箪を使ったエコ活動普及に繋がっている。

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今年4月、市内のショッピングモールで活動報告会を行った生徒たちは、会場で瓢箪を使った絵付けやランプ、マラカス作りのワークショップを開催。町の工芸品としての伝統文化を受け継ぐ活動も進めている。

「秀吉」の多彩な活動は「養老鉄道」存続の原動力となり、「イオンエコワングランプリ」内閣総理大臣賞受賞など高い評価を得ている。

現在生徒たちは、岐阜県の農業高校全7校と「チーム岐阜県農業クラブ」を結成。「東京オリンピック&パラリンピックをひょうたんグリーンカーテン&イルミネーションで盛り上げよう」活動を推進中だ。
(2018年5月掲載)

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