大阪府 芥川高校 | 震災時の臨時船「ひまわり」保存協力 演奏会で募金活動 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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震災時の臨時船「ひまわり」保存協力 演奏会で募金活動

大阪府 芥川高校 和太鼓部・ダンス部・軽音ロック部・吹奏楽部のみなさん

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大阪府立芥川高校では10年ほど前からチャリティーコンサートを行っている。始めたのは和太鼓部で、賛同したダンス部と軽音ロック部が加わり、最後に吹奏楽部が参加。4部合同初の演奏会は2016年、福島原発事故で被災した子どもたちを招待する「たかつき保養キャンプ」への協力を目的に開催した。以来、トルコに避難するシリア人支援など、毎年テーマを決めて実施しており、3回目となる今年は、東日本大震災の津波で孤立した気仙沼市の離島・大島の住民の足となった臨時旅客船「ひまわり」の保存支援をテーマに決定。

「ひまわり」は2019年3月、気仙沼大島大橋完成後、引退、廃船となる。この事を知ったコンサート実行委員会の生徒2人が、今年2月に大島を訪問。同船の船長から震災当時、無償で運航した事などの話しを聞き、船長のひまわりへの思いを知った。

そして2月末から4月初旬まで3回にわたり、同校のある高槻市内で開いた合同コンサートで、「震災を伝えるためにも、ひまわりを残そう」と観客らに寄付を訴え、約40万円を集めた。さらに6月には、吹奏楽部の部員たちが他校との合同演奏会の会場で募金活動を実施。約6万円が集まった。

大阪府 芥川高校 和太鼓部・ダンス部・軽音ロック部・吹奏楽部のみなさん2 大阪府 芥川高校 和太鼓部・ダンス部・軽音ロック部・吹奏楽部のみなさん3 大阪府 芥川高校 和太鼓部・ダンス部・軽音ロック部・吹奏楽部のみなさん4

同校生徒たちの活動に、臨時船「ひまわり」を保存する会の会員は「高校生が気仙沼と大阪を結ぶ懸け橋になりうれしい」と感謝する。演奏会に参加した生徒は「東北の被災地支援活動が、より身近に感じられるようになった」といい、今後も出来ることを考えながら協力していきたいと、力を込めた。
(2018年7月掲載)

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