佐賀県 佐賀工業高校 | 盲学校の学び快適に 教具・支援器具を製作し贈る | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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盲学校の学び快適に 教具・支援器具を製作し贈る

佐賀県 佐賀工業高校 建築科のみなさん

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佐賀県立佐賀工業高等学校では、県立盲学校との交流事業「教具・支援器具作成合同プロジェクト」に取り組んでおり、その一環として、建築科の生徒が課題研究の授業で製作してきた学習補助器具や視角支援器具が完成。今年1月、作成した生徒8人が盲学校を訪問し、同校の児童、生徒たちに寄贈した。

製作を始めたのは昨年5月。生徒たちは、盲学校の要望や視覚に障害を持つ児童、生徒の動作などから、1点1点様々な工夫を施し、学習や生活に適切な教具や支援器具を開発した。

今回贈呈したのは、調理実習で使用するまな板を置く台で、小学部から高等部まで、5cm・10cm・15cmの高さ調整ができる「調理台の高低調整器具」や、小学部の児童に、住宅の造りを知ってもらうための「住宅模型」。長時間机で学習する際の首の疲れや目の負担を減らす「斜面台」の他、「iPadの保持台」「教材収納棚」の5点。

佐賀県 佐賀工業高校 建築科のみなさん2 佐賀県 佐賀工業高校 建築科のみなさん3

「iPadの保持台は、木材を使った。足の角度や取り付け位置を決めるのに苦労した」という生徒は、盲学校の子どもたちがより使いやすいよう「可動式のキャスターを付けた。快適に使ってもらえたら」と話す。

盲学校の生徒は、贈呈された教材に触れながら「使う人に合わせて高さや角度を調整できるだけでなく、安全面にも気配りされていてうれしい」と笑顔で感謝していた。

贈呈式に参加した生徒たちは、これを機会に両校の連携・交流を深めていきたいと話していた。
(2019年2月掲載)

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