大分県 大分南高校 | もっと多くの認知症サポーターを 小学校で養成講座 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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もっと多くの認知症サポーターを 小学校で養成講座

大分県 大分南高校 福祉科2年生のみなさん

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大分県立大分南高校の福祉科では、毎年1年時に全員が認知症サポーター養成講座を受講する。我が国では65歳以上の7人に1人が認知症を発症していると言われており、認知症の正しい知識と理解を持ち、患者や家族に対して出来る範囲で手助けを行う認知症サポーターの役割は、認知症と生きる社会の実現に向けた大きな柱とされている。約90分の養成講座を受けるだけで誰でもなれることができる。

大分南高校福祉科では、今年度から認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを目指し、理解者を増やす活動に取り組んでいる。その第一歩が、生徒が認知症サポーター養成講座の講師(キャラバン・メイト)になること。今年7月、2年生20人が養成研修を受講し、資格を得た。

2学期に1年生を対象に講師としての経験を積み、10月、2年生14人が2日間にわたり大分市立判田小学校を訪問。児童約60人を前に講師デビューを果たした。

大分県 大分南高校 福祉科2年生のみなさん2 大分県 大分南高校 福祉科2年生のみなさん3

生徒たちは認知症の人との接し方や症状について、劇を交えながら教えるなど一工夫。児童からもわかりやすいと好評だった。

参加した生徒は「認知症を知って、優しい気持ちで話しかけてほしい」と話す。今年9月末で県内の養成講座受講者は約12万7300人。もっと増やしたいという生徒たちは、子どもたちがやさしく学べるよう教え方、伝え方を福祉科みんなで考えていきたいと話し、「認知症の人が住みやすい地域社会づくりに貢献したい」と意気込んでいた。
(2019年11月掲載)

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