栃木県 烏山高校 | 災害ごみ5240トン 早期処分へ分別・撤去で復旧支援 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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災害ごみ5240トン 早期処分へ分別・撤去で復旧支援

栃木県 烏山高校 70人の有志生徒のみなさん

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昨秋の台風19号による大きな被害を受けた栃木県那須烏山市。河川の浸水などで発生した災害ごみは、約5240トンにも及ぶ。旧境小学校、南那須運動場、大桶(おおけ)運動公園と緑地運動公園内の計4カ所の仮置き場に保管されており、市ではこれらの仮置き場を元に戻すため早期の撤去をめざしているが、分別に手間取っていた。ごみ処理が進まなければ、火災リスクや悪臭などで生活環境に悪影響を与えかねないという。

そのため市は、なすから暮らし復興支援センターに協力を依頼。南那須運動場と緑地運動公園の2つの仮設置き場の分別作業「なすから復興大作戦」を企画し、昨年12月15日に実行することになった。そこで「お手伝いします」と手を挙げたのが栃木県立烏山高校の生徒たちだ。

当日は生徒約70人を含む、センタースタッフ、市職員など合わせて160人が参加。2カ所の仮置き場に、うずたかく積み上げられたごみから家電、プラスチック、鉄類などに分別し、運び出した。約5時間の作業で4分の1ほどを片付けたという。

栃木県 烏山高校 70人の有志生徒のみなさん2

田畑などに流れ着いた漂着ごみの撤去などにも取り組んだ生徒たち。作業後の炊き出しにほっとしながらも「ごみの量の多さに驚いた。早期処分の役に立てればうれしい」「市の復興のために多くの方々が頑張っていることを知った」「被災者のためにもまた参加したい」と話していた。
(2020年1月掲載)

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