青森県 名久井農業高校 | 総理大臣賞受賞 途上国の環境問題解決へ新技術開発 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

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総理大臣賞受賞 途上国の環境問題解決へ新技術開発

青森県 名久井農業高校 環境システム科 環境班トレジャーハンターズのみなさん

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青森県立名久井農業高校環境システム科の環境班トレジャーハンターズが、開発途上国の環境問題解決を主目的に、環境負荷の少ない農業技術の研究「ニュー・グリーン・レボリューション」で、第63回「全国学芸サイエンスコンクール」の内閣総理大臣賞を受賞した。

同コンクールは、小・中・高校生の総合学習や課外活動の研究成果を発表するもので、同班は、今回2685校から応募があった12万1549点の中で最高の評価を得た。

同班は、2011年の東日本大震災をきっかけに、土壌や水質の研究に力を入れるようになった。「ニュー・グリーン・レボリューション」は、7人の生徒が2015年度から取り組んできた研究で、その内容は、池で作物を育て、水質浄化しながら食料生産する「植物による水質浄化と食料生産システム」、農薬を泡状にして環境負荷を減らす「泡農薬による水質汚染抑制研究」と「半乾燥地での多機能性集水システムの開発」の3項目。7人は、先輩から引き継いだ活動成果をより深化させ、開発途上国でも容易に導入・活用できるようまとめた。

3月開催の予定だった授賞式は新型コロナウィルスの影響で中止になったが、生徒たちは「研究で学んだことを今後に生かしたい」「さらに応用の幅を広げたい」と意欲を見せる。

同班の研究は、日本水環境学会の2019年度「水環境文化賞」も受賞しており、指導した講師は「生徒の自信につながる。途上国で使ってもらえるよう、生徒と共に情報発信に努めたい」と話していた。

(2020年7月掲載)

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