沖縄県 八重山高校 | 卒業生から新入生へ、制服リレー 使う循環構築目指す | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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卒業生から新入生へ、制服リレー 使う循環構築目指す

沖縄県 八重山高校 家庭クラブのみなさん

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国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」の普及活動に取り組む沖縄県立八重山高校の家庭クラブ。身近なテーマでの実践を心がけており、その一つが2019年度から始めた「制服リレー」。卒業する3年生から制服を譲り受け、新入生に無償で提供するもの。制服を循環させる仕組みを構築することで、SDGsの12番目の目標「つくる責任 つかう責任」の「つかう責任」の意識向上を図ることを目指している。

きっかけは、クラブのメンバーたちがスピード生産・大量流通で低価格に抑えたファストファッションの現実を描いたドキュメンタリー映画「ザ・トゥルー・コスト~ファストファッション真の代償」を鑑賞し、服がもたらす環境負荷の大きさを知ったことから。

メンバーは19年度に卒業する3年生に、制服に関するアンケートを実施。15%が廃棄、41%がタンスにしまう予定との回答を得た。

メンバーは、制服のリユース(再利用)を訴えるインスタグラムやポスターを制作し、3年生に制服の提供を呼びかけたところ、19年度は約40着を集めることができた。

今年は3月2日から約3週間、同校の事務所で回収を行い、多くの3年生が協力。25日の新入生オリエンテーションで希望する1年生に先着順で手渡した。メンバーは「卒業した先輩から制服を受け継ぐことで、物のありがたさを感じてもらいたい」と語り、「沖縄で初めて立ち上げた制服リレーの取り組みを、今後も続けていく」と力強く話していた。

(2021年4月掲載)

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