徳島県 徳島商業高校 | 再利用できるパッケージ ごみゼロ目指す上勝町と和菓子開発 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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再利用できるパッケージ ごみゼロ目指す上勝町と和菓子開発

徳島県 徳島商業高校 ビジネス研究部のみなさん

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徳島県立徳島商業高校のビジネス研究部は、2012年に徳島県中小企業青年中央会と包括業務提携を締結し、以来、地域活性化を目的に部員が考案した商品開発などを推進。その一環で、部員が企画した菓子を徳島県菓子工業組合青年部と試作、商品化し、イベントなどで販売してきた。

今年度は、ごみや無駄、浪費をなくす「ゼロウェイスト」を日本で初めて宣言した上勝町と連携。小物入れや風呂敷として再利用できるパッケージで包んだ和菓子「上勝の阿波ういろ ゆこう味~全部まるごとSDGs」を開発、商品化した。パッケージデザインも生徒たちが手がけた。

この和菓子には大きな特徴が2つあり、1つは徳島の郷土菓子「阿波ういろ」をベースに、上勝町特産の柑橘類「ゆこう」の果汁を加えた。阿波和三盆の上品な甘さとゆこうのまろやかな酸味が合わさり、食べやすくクセになる美味しさ。

徳島県 徳島商業高校 ビジネス研究部のみなさん2 徳島県 徳島商業高校 ビジネス研究部のみなさん3 徳島県 徳島商業高校 ビジネス研究部のみなさん4

2つ目はパッケージに上勝町のごみにしない「ゼロウェイスト」の考えを採用したこと。外箱に同町産杉の間伐材を使用。箱を包む布は廃棄されたペットボトルを原料とした繊維で作られている。箱は小物入れに、布は風呂敷などに再利用でき、ごみにしないよう工夫した。

一箱6個入りで、11月中の発売を目指す。開発に当たった生徒は「お菓子にもパッケージにも町の特産品を使い、箱と包装は持続可能なSDGsに適した商品に仕上げることができた」「ゆこう味の阿波ういろは珍しいと思う。地元の人にも観光客の方にも食べてみてほしい」と話し、徳島県の新しい贈答品、お土産として、多くの人に買ってもらいたいと願っていた。
(2021年10月掲載)

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