山口県 田布施農工高校 | 町盛り上げレシピ 特産イチゴのスムージーとSDGsなスープ開発 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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町盛り上げレシピ 特産イチゴのスムージーとSDGsなスープ開発

山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん

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山口県立田布施農工高校の食品科学科の生徒は、2018年度から田布施地域交流館との産学連携事業で新商品開発に取り組んでいる。4回目となる2021年度のテーマは「田布施地域交流館のカフェで販売する、田布施町を盛り上げるレシピ」。1、2年生が開発に挑戦した。

昨年7月、生徒たちは同交流館を訪れ、カフェの設備や取扱商品、加工品などを見学し、メニュー開発のヒントを得た。

生徒たちはグループに分かれ、1年生はスムージーを、2年生はスープを考え、9月の試作会では多彩なメニューを提案。同交流館や田布施町、周南地場産業振興センターなどの出席者から評価と助言を受け、10月に行われた第2次審査に挑んだ。

山口県 田布施農工高校 食品科学科のみなさん2

そして新商品として販売が決まったのが、町特産のイチゴのスムージーとバニラシェイクの赤白カラーが映える「ダブルストロベリー」と、スープは同交流館で売れ残った野菜をムダなく使う「田布施まるごとonコンソメ」で、開発した生徒はSDGs(持続可能な開発目標)を考慮したと話す。

今年4月、生徒たちが考えたコラボ商品第一弾として「ダブルストロベリー」が発売された。3回楽しめるのが特徴で、最初はそのまま甘酸っぱいイチゴソースを、2回目は上の層と混ぜて「さくら色」に。3回目はトッピングのイチゴも混ぜ込み食感の変化が味わえる。イチゴの在庫がなくなり次第終了する限定販売で、町民や観光客からも「おいしい」と好評だった。

「田布施まるごとonコンソメ」は、今秋販売される予定で、生徒は「季節によって使う野菜が変わるので、見た目や味の違いを楽しんでもらえれば」と話している。
(2022年5月掲載)

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