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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
稲を食い荒らすジャンボタニシを間伐竹と肥料化 地域も期待
京都府 洛西高校 洛再Links(リンクス)のみなさん
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京都府立洛西高校では、2018年度に、生徒が「自分たちの生きる地域、社会を再発見し、再創造、再構築を目指す」プロジェクト「洛再Links(リンクス)」を設立。地域の魅力や課題の調査、フィールドワークやイベント参加など、地域と繋がる活動に取り組んでいる。
2021年度は、大蛇ヶ池公園愛護協力会と、大蛇ヶ池公園(京都市西京区)の池北側の転落防止柵をペンキで塗り直す活動を展開。
今年5月には、西京区大原野の住民団体「なんやかんや『大原野』推進協議会」と「ジャンタニバスターズ!(ジャンボタニシ捕獲プロジェクト)」を実施した。これは、田んぼに生息し、定植直後の柔らかいイネを食い荒らすジャンボタニシ(スクミリンゴガイ)を捕獲し、肥料化するプロジェクト。近年、大原野地域の水田ではジャンボタニシによる被害が深刻化。収穫量の減少や営農意欲の低下などの影響が出ているといい、今回の活動は、解決に向けた試験的な取り組み。
捕獲活動は5月9日から6日間、生徒たちが事前に制作した網を使い、約500匹を捕まえた。5月16日の放課後、間伐した竹と一緒に無煙炭化器で焼却して炭化させ、「ジャンボタニシ肥料」として役立てる燃焼肥料化実験を実施。中間テスト明けから京都市南部農業振興センターの協力を得て、植物の栽培実験を進める予定だ。
住民から「ありがとう」と言われたという生徒は、活動の意義を改めて感じた様子で、なんやかんや『大原野』推進協議会も「地域の課題解決に向けて、長く続けてほしい」と期待する。
生徒たちは、肥料として効果が確認されたら、地域へどう還元していくか考えたいと話していた。
(2022年6月掲載)
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