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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
地元名産「愛南ゴールド」のおいしさPR 栽培から商品開発も
愛媛県 南宇和高校 農業科のみなさん
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海と山に恵まれた愛媛県南宇和郡愛南町は、和製グレープフルーツといわれる河内晩柑「愛南ゴールド」の生産量日本一を誇る。同町の愛媛県立南宇和高校農業科の生徒たちも愛南ゴールドの栽培を行っており、柑橘類では全国の高校初となる「グローバルGAP」を、2018年以来5年連続で認証取得している。
愛南ゴールドを使った商品開発も手がけており、地元水産加工会社と開発した「愛南ゴールド真鯛」は、同町がホストタウンとなった2021年の東京オリンピック参加国、モザンビーク共和国の選手のおもてなし料理に使われた。また、愛媛県主催の「みかんジュースコンクール」で「SPECIAL AWARD」受賞の「愛南ゴールドジュース」は、コロナ禍で奮闘する医療従事者に贈られた。
生徒たちは愛南ゴールドのPR活動にも熱心で、県内外で開催されるイベントに商品を提供。今年1月に行われた日本農業遺産「愛媛・南予の柑橘農業システム」を紹介する県主催の「愛媛・南予の柑橘いっぱいバスツアー」では、同校を訪れた参加者の案内役を務めた。愛南ゴールドなど南予の柑橘類の魅力を楽しみながら知ってもらおうと、漫才の掛け合い風に説明。東京五輪の選手村の食事などで提供されたことや、「愛南ゴールド真鯛」は血抜き後のマダイに果汁を注入することなどが紹介されると、参加者から感嘆の声が上がった。また、愛南ゴールドとポンカンのジュースの飲み比べも行われ、「愛南ゴールドジュースはほろ苦くておいしい」という小学生の言葉に、生徒たちは「コロナ禍のため販売会で試食してもらえなかった。初めて直接感想を聞けた」と笑顔に。今後も愛南ゴールドのPR活動に力を入れていきたいと、意気込んでいた。
(2023年3月掲載)
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