広島県 福山工業高校 | どうするアクリル板 ゴミにしないアイデアで有効活用 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

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どうするアクリル板 ゴミにしないアイデアで有効活用

広島県 福山工業高校 電子機械科3年生のみなさん

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2023年5月8日、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が2類から5類に移行した。このため飛沫防止対策として、オフィスや飲食店の座席のパーテション用に使われていたアクリル板の大半が、廃棄されるという。「捨ててしまうのは、もったいない」と声をあげたのが、広島県立福山工業高等学校電子機械科の3年生だ。

生徒たちは、地域の学校などからアクリル板を回収し、再活用することを企画。5月22日、同科B組課題研究班の生徒10人が福山市立光小学校を訪問。生徒たちはアクリル板をレーザー加工機などを使って加工・試作した光小の校章や校名入りの本立てやキーホルダー、九九の早見表などを光小の校長らに提示した。

光小の校長から「どの試作品もクオリティーが高く素晴らしい。児童たちが喜ぶ品物を作ってもらえたら」との期待の声とともに、職員室で使用していた縦60㎝、横45㎝のアクリル板16枚を譲り受けた。

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今回の活動は、これまで学び培ってきた知識と技術を生かして地域貢献を考える「課題研究」の一環で、「つくる責任 つかう責任」などSDGsの思想もベースにしている。

当日生徒たちは光小の図書室や教室を見学。同小の要望なども参考にアイデアを出し合い、提供されたアクリル板の半数を使って、子供たちが楽しく学び、使えるもの、先生たちが仕事で役立つものを制作し、7月10日に届けることにしている。また、残りの半分は、今年度中にオブジェを創作する予定といい、今後もアクリル板をゴミにしないで、有効活用する方法を考え、地域に貢献していきたいと意気込んでいる。
(2023年6月掲載)

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