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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
手書きの由緒書きで、地元壱岐の神社にエール 全国大会で優秀賞
長崎県 壱岐高校 みこーずのみなさん
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『古事記』の国生み神話で、5番目に生まれた島、長崎県の壱岐島。古来より神々とのゆかりが深い壱岐島には150社以上の神社がある。
神々の息吹を感じる壱岐の神社について、広く知ってもらおうと立ち上がったのが、長崎県立壱岐高等学校の4人の3年生だ。
2年次の総合的な探究の時間で、祠を含めれば1000を超えるという神社の多さを知った4人は、神に仕える女性「巫女」から「みこーず」のチーム名で、壱岐の神社を応援する「神社エールプロジェクト」をスタートさせた。
4人は校内アンケートなどを通じて、神社の「厳かで堅苦しい」イメージが、なんとなく敬遠してしまう原因だと判断。お正月や七五三だけでなく、神社をもっと参拝したくなるような企画を考える中で、神社の歴史や御祭神などを記す「由緒書」に着目。神社を訪問して取材した他、由緒書や書物なども調査。由緒書も文章が難しく堅苦しさが抜けていないと感じたという。そこで、「訪れたいこの神社」をテーマに、由緒書の文章もイラストも全て手書きにこだわり、現代風にわかりやすく表現することで神社を身近に感じ、歴史や伝統に興味を持ち、文化的価値の継承につながると考えた。
2023年2月までに白沙八幡神社、住吉神社、興神社など壱岐七社の由緒書を完成させ、長崎を元気にするアイデアコンテストで最優秀賞3選に。3月、全国大会と位置付けられるワールド・ワイド・ラーニング探究発表会で1位相当の優秀賞を受賞した。
後日、由緒書を七社に寄贈、境内に掲示された。また壱岐の総鎮守、壱岐神社の由緒書も仕上げた4人は「同じ思いを持って、助けあったことで成し遂げることができた」と笑顔で話していた。
(2023年10月掲載)
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