徳島県 小松島西高校 | 企業・団体とコラボ 環境配慮の商品開発を推進 | 善きことをした高校生達 - 日本の学校

善きことをした高校生達

世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。

企業・団体とコラボ 環境配慮の商品開発を推進

徳島県 小松島西高校 TOKUSHIMA雪花菜(おから)工房のみなさん

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2004年、徳島県立小松島西高等学校の商業科に起業家教育の一環として、模擬会社「TOKUSHIMA雪花菜工房」が設立された。商品の企画・開発、営業・販売まですべて生徒たちが行い、2005年には、「おから」を使った『雪花菜アイス』を開発。県特産のすだちなど、旬の良質な素材だけを使ったアイスクリームとして、人気商品に。2023年にバニラが新しく加わり、イチゴをリニューアル。パッケージも小松島のシンボル、たぬきの化身をキャラクターにしたデザインに一新した。

同工房20年の歴史の中で、生徒たちは、10を超える地元企業や団体とコラボした商品開発を進めてきた。

2023年12月から、海藻を食べる食害魚「アイゴ」により環境が悪化した海の豊さを取り戻そうと、一般社団法人と漁業協同組合と協力して藻場再生に取り組んでいる。同活動の一環として、独特の臭みがあり市場に流通しにくいアイゴを、貴重な食資源として利活用する商品開発も実施。食物科の生徒が、西京焼きやしそフライなど16種もの試作を行った。2024年2月1日、社団法人のスタッフやフランス料理店、食品卸会社の社員を招いて試食会を開催した他、地域のイベントにも出品。評判の良かった竜田揚げを商品化した。

磯の香り広がるアイゴの竜田揚げは、サクッとした衣に包まれたジューシーな食感が魅力の一品となった。

食害で苦しむ漁業関係者の役に立ちたい、という生徒たち。今後もアイゴを使った商品開発を進め、地域のイベントで販売する地域貢献を行うと共に、藻場を回復させ、豊かな海を取り戻す取り組みを続けていくと話していた。
(2024年9月掲載)

徳島県 小松島西高校 TOKUSHIMA雪花菜(おから)工房のみなさん2 徳島県 小松島西高校 TOKUSHIMA雪花菜(おから)工房のみなさん3 徳島県 小松島西高校 TOKUSHIMA雪花菜(おから)工房のみなさん4

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