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善きことをした高校生達
世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
みんなで演奏を楽しんで 養護学校に演奏機器などを贈る
香川県 三豊工業高校 生徒のみなさん
香川県の西南部に位置する観音寺市のJR豊浜駅そばに、県立三豊工業高校がある。「全日本ロボット相撲全国大会」優勝や「高校生ロボットアメリカンフットボール全国大会」2連覇など、競技用ロボット部門で全国屈指の強豪校として知られる同校は、「人に役立つものづくり」を推進。地域貢献活動に熱心に取り組んでいる。
今年の2月19日には、3年生10人が香川西部養護学校(同市出作町)を訪問。手足が不自由でも楽しめる太鼓演奏機「ドン太君」など、教材にも使える手作りの機器4点を贈った。
車椅子のヘッドレストに取り付けたスイッチを頭で押してパソコンのマウスを操作する「アタマウス」と、車椅子のまま体重が測れる「はかる君」、赤外線リモコンのボタンを押すとメロディーが流れるハンドベル演奏機「リンリン」、磁石の反発力で太鼓をたたく「ドン太君」の4点で、各機の操作方法などを養護学校の児童生徒に指導。児童生徒らも交替で機器の操作を体験、「リンリン」や「ドン太君」を操作した子供たちは、自分の力で音楽が奏でられると目を輝かせていた。
同校では、“養護学校の児童生徒らの笑顔が見たい、自発的な活動意欲を高めてほしい”と、車いす牽引装置「すすむ君」、車いす補助装置「あゆみちゃん」などの機器を、2006年度からプレゼントしてきており、今回が4回目となる。
今年贈呈した太鼓演奏機「ドン太君」なども、養護学校の要望などをもとに、4月から週3時間の「ものづくり(課題研究)」の実習時間を利用して、7カ月がかりで製作に取り組んだ。
今回のプロジェクトに参加した生徒は、「子供たちが喜んでくれて嬉しい」「今後も科学実験器具など、人の役に立つものづくりを進め、地域貢献を図っていきたい」と話し、子供たちとの交流を楽しんでいた。
(2010年3月掲載)
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