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善きことをした高校生達
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東北の被災イチゴ農家支援へ 受粉用ミツバチ15万匹届ける
広島県 油木高校 産業ビジネス科3年生のみなさん
>この学校を詳しく知ろう広島県立油木高校では、「ミツバチから広がる可能性」をテーマに、耕作放棄地を活用してミツバチを育て、蜂蜜を販売するなどして地域活性化に努めている。その中心となって活動している産業ビジネス科の9人の3年生が、東日本大震災で被災したイチゴ農家を支援しようと、自分たちで育てた受粉用のセイヨウミツバチ約15万匹を贈った。
今回の活動のきっかけは、3人の生徒が昨年11月、宮城県美里町で開かれた「ごはんDE笑顔プロジェクト選手権」に出場後、被災地を訪問、同県亘理町のイチゴ農家が受粉用ミツバチの不足と高騰で困っていると知ったことから。そこで「自分たちでできる支援を」と、今年6月から生徒が交替で餌やりをするなどして育て、目標としていた15万匹までに増やした。
そして10月4日、卒業生が用意したトラックに巣箱15箱に分けられたミツバチを乗せて学校を出発し、丸1日かけて亘理町に到着。養蜂用具や励ましの手紙を添えて亘理町と山元町のイチゴ農家5軒に届けた。
津波でイチゴ栽培用ハウス10棟が浸水した亘理町の農家は「一匹も無駄にしないよう、しっかり管理したい」「生徒さんが大切に育てたミツバチと一緒に、復興に向けてがんばっていく」と喜んだ。
ミツバチを送り届けた生徒は「ミツバチで宮城の方々とつながることができてうれしい」「イチゴ農家の方が喜んでくれて良かった」と笑顔で話していた。
(2012年12月掲載)
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