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善きことをした高校生達
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函館の海をもっと豊かに 育てた稚ウニを放流
北海道 函館水産高校 海洋技術科生産コースの3年生のみなさん
>この学校を詳しく知ろう今年6月、北海道函館水産高校の海洋技術科生産コースの3年生が、自分たちで育てたキタムラサキウニの稚ウニ3200個を函館山裏付近の海に放流した。
ウニの人工種苗生産は10年ぶりに2012年から再度実施し、昨年7月にはエゾバフンウニ9500個を放流した。授業の一環で、昨年11月、当時2年生だった生徒が人工授精させ、同校のバイオテクノロジー実習棟で稚ウニになるまで餌を与えながら管理。12月には、成長した稚ウニを同校海洋舟艇格納庫の大型水槽に移して育ててきた。
飼育を担当した生徒は「水温や水質管理が難しかった。朝と夕方の餌やり、水替えなど手間暇かけて育成してきた」「成長が止まったり、弱ったりしたときは心配したが、これだけの数が30ミリを超えるまでに成長し、感動した」と満足そう。
当日放流した生徒は「函館の海に少しでもウニが増えて欲しいと願いながら放した」「稚ウニたちが順調に成長し、いつか出荷されるのが楽しみ」と話す。また担当教諭は「地元に還元できる実習。生徒たちが、多くの体験と学びを通して、生き物の大切さや養殖の重要性を知るきっかけになってくれれば」と期待していた。
なお、放流された稚ウニは、函館市漁業協同組合を通じ地元の漁業者の協力により放流した。
(2014年8月掲載)
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