群馬県　桐生市立商業高校　ビジネス研究部のみなさんの善きことニュース

桐生活性化へ　動物園から商店街へ導くスタンプラリー

群馬県　桐生市立商業高校　ビジネス研究部のみなさん

桐生市立商業高校のビジネス研究部では、今年４月から「ボクを見つけて！キＺＯＯ（ズー）ナ　スタンプラリー」を桐生が岡動物園でスタートさせた。来園客がスタンプラリーをしながら動物園を楽しんだあと、桐生の商店街で、スタンプラリーで得た特典を受けられるという新企画。７月２５日まで８回実施する。

同部は、地元桐生市の名産、桑とうどんを使った「清瀬うどん」や桑茶入菓子の開発の他、４年前からは桐生中央商店街を会場に「キズナフェスタ」を開催。街の活性化に一役買ってきた。

昨年の夏休みには、動物園など市内の人気スポットをバスで日帰り観光する「桐生わくわく体感ツアー」を開催し、好評だった。

その後、同部は動物園でアンケート調査を行った結果、予想以上に県外からの来園客が多いことに着目。動物園から観光客を商店街へと誘導し、互いに活性化を目指す今回のイベントを考案した。

来園客は問題を解きながら動物を探し、５個のスタンプを押せばゴール。かき氷の割引の他、大人には市内の商店街の対象店舗（約１００店）の割引やサービスが受けられるキノピーパスポート、子どもには桐生市のマスコットキャラクターのキノピーか、市内運行の小型低速電動バス「ＭＡＹＵ（まゆ）」のペーパークラフトが贈られる。

部員たちは「スタンプラリーを楽しんでほしい」「商店街でパスポートを使う人が増えて、桐生のリピーターになってほしい」と期待する。
（2015年6月掲載）