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善きことをした高校生達
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桐生の魅力味わうスープ開発 日本遺産記念イベントで振る舞う
群馬県 桐生第一高校 調理科有志生徒のみなさん
>この学校を詳しく知ろう今年11月、群馬県桐生市の桐生第一高校調理科の有志生徒が、同市で行われた「かかあ天下とぐんまの絹物語in桐生」で、自分たちが考案した「懐古(かいこ)スープ」を振る舞った。
昔から群馬県では絹産業が盛んで、女性が養蚕から製糸、さらには織手として生活を支えてきた。こうした女性たちの活躍が「かかあ天下」の語源ともなっている。また桐生市を中心に、絹産業の工場や事務所など優れた施設遺産が残されており、2015年には文化庁から日本遺産に認定された。
これを記念して開催された今回のイベントをサポートしたいと、調理科の生徒たちは、桐生市と絹産業をイメージしたスープを企画。メンバーの生徒は桐生市出身ではないため、その良さを調査。「桐生の魅力を食材でどう表すか苦労した」という生徒たちは、清流渡良瀬川をイメージした澄んだだしに、具材には、絹糸を表現したそうめん、十六穀米(かかあ天下の力強さ)、海老しんじょう(繭)、ニンジン(上毛三山の紅葉)、卵豆腐(桑の葉)など、1つ1つ意味を持たせて完成させた。
会場では、200食限定でおもてなし。レシピも配布した。市民からは「それぞれのうま味の相乗効果でおいしい」「彩りもよく見た目も楽しい」「家でも作りたい」と大好評。生徒たちは「たくさんのお客様に食べていただき、感謝の気持ちでいっぱい」「今回の反省点を生かしながら、今後につなげていきたい」と意欲的だった。
(2016年12月掲載)
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