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善きことをした高校生達
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特産「山の芋」で夏涼しく 日よけ活用へ市民を指導
兵庫県 篠山東雲高校 ふるさと特産類型2、3年生のみなさん
>この学校を詳しく知ろう兵庫県篠山市は地元の特産品「山の芋」を使ったグリーンカーテン作りの講習会を、今年5月、市立たんば田園交響ホール前広場で開いた。市民23人が参加し、県立篠山東雲高校ふるさと特産類型の2、3年生10人が講師役を務めた。
講習会は、農家の高齢化などで生産量が減少している山の芋の振興と普及を目指す同市と、授業で山の芋の栽培やウィルスフリー優良種苗の生産など、地域特産の農作物の栽培の研究や加工に取り組む同校が協力し、2012年度から始めた。
山の芋グリーンカーテンの特徴は、生育期間が長く、遮光効果が高いことである。栽培は元肥を入れて、水をやるだけ。収穫して食べられる等々で、これまで市内の小中学校や市民向けの講習会を実施してきた。
今回の講習会では、参加者たちはまずプランターに培養土を入れ、溝を掘って肥料を撒いたあと、種芋4個を植えた。この際、生徒たちから「種芋は皮を下にしてちどり植え(交互になるよう並べて植えること)で」「つるが絡みやすいように種芋の真上にしゅろ縄を巻いて」などと具体的にアドバイス。参加者から「わかりやすい」と好評だった。
山の芋は順調に育てば、7月にはグリーンカーテンに。11月には収穫できる見込で、参加者たちは「今から食べるのが楽しみ」と笑顔に。
「市民の方に教えることで自分も学べるいい機会」という生徒たちは、今後の目標として、市内の1世帯に1台、山の芋プランターの設置と、子どもたちの環境教育、食育にいっそう役立てたい、と話していた。
(2018年5月掲載)
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