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善きことをした高校生達
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アカマツ端材チップを有効活用 研究成果に大きな期待
長野県 上伊那農業高校 緑地創造科、緑地班のみなさん
>この学校を詳しく知ろう上伊那農業高校の緑地創造科と緑地班が取り組む「アカマツ端材チップの有効活用に関する研究」が、廃棄物の資源化、地域貢献などの面から、今後の研究成果に大きな期待が寄せられている。
生徒たちが研究しているのは、アカマツ・ヒシ混合堆肥とアカマツチップ炭の組み合わせによる効果の検証。アカマツ・ヒシ混合堆肥の効果検証実験。アカマツ・ヒシ混合堆肥作製方法確立に関わるデータ収集の3点。
校内の果樹の剪定枝で炭づくりを始めたことをきっかけに、2014年、炭の素材をアカマツ端材に切り替え、15年からは夏場に諏訪湖で大量繁茂する水草ヒシとの混合堆肥の研究に取り組み、現在は、開発した混合堆肥を投入した土壌で小松菜を栽培し、収穫量を確かめるなどの効果検証を進めている。
生徒たちの研究活動は、伊那谷産アカマツの端材チップと厄介者とされてきた水草ヒシ有効活用する視点や、地域貢献面の可能性が高く評価されており、今年3月には「第16回SBC学校科学大賞」の優秀賞を受賞。さらには「第25回コカ・コーラ環境教育賞」では、「次世代支援部門」にノミネートされ、緑地班の生徒が環境フォーラムで研究発表する。
「自分たちの研究を全国に知ってもらういい機会」と語る生徒たちは、森林資源を山にかえすことを最終目的とした、挿し木の発根率を高める実験も始めており、「研究を継続して地域で使ってもらえるよう広めたい」と意気込んでいた。
(2018年8月掲載)
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