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善きことをした高校生達
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世のため、人のために立派な行いをしている高校生達を紹介します。
高校生達の活躍を、ぜひご覧ください。
対馬の魅力描いたシャッターアートで、商店街に賑わいを
長崎県 上対馬高校 美術部のみなさん
>この学校を詳しく知ろう長崎県対馬の北部、上対馬町にある上対馬高校。創立以来60年、生徒たちは地域愛をベースにした貢献活動を伝統としてきた。今年は美術部員が隣町の上県町佐須奈地区の商店街で、シャッターアートの制作に取り組んだ。
佐須奈地区は江戸時代に朝鮮通信使が来日する際、佐須奈港を利用した他、近代以降も国や県の出先機関が置かれるなど、活気にあふれる地域だった。しかし近年、人口減少や高齢化などで商店街にはシャッターを降ろす店舗が増えてきた。かつての賑わいが去り、元気がなくなっていく地域と商店街をなんとかしたいと、まちおこしに取り組む市民グループが、同部に依頼した。
部員たちが手掛けたのはJA対馬が所有する倉庫のシャッター。高さ、幅とも3メートルで「こんなに大きなサイズの絵を描くのは初めて」と語る部員たちは、商店街を盛り上げる作品になにを盛り込むかを検討。「漕ぎ出せ!未来へ!!」の思いを込め、対馬の魅力、元気な対馬を表現しようと、青空の下、緑の草原で楽しそうにたわむれるツシマヤマネコ(国の天然記念物)を中心に、対馬固有のチョウ、ツシマウラボシシジミや対州馬、対馬だけに自生するオウゴンオニユリ、ヒトツバタゴの花、対馬名産のシイタケを、大胆に鮮やかに描いた。
シャッターのサイズを生かし、絵を大きく見せたいと草原の奥行きを表現することにもこだわったという部員たち。このシャッターアートを通して観光客と地元の人とのつながりが生まれ、対馬への親しみや素晴らしさを知ってもらい、佐須奈が明るく元気に、かつての活気を取り戻すきっかけになればと、願っていた。
(2023年4月掲載)
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