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善きことをした高校生達
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文化祭でレモネードスタンド開店 小児がん支援呼びかけ
和歌山県 和歌山工業高校 図書部のみなさん
>この学校を詳しく知ろう2023年10月26・27日の両日、和歌山県立和歌山工業高校で開かれた文化祭で、図書部の部員約20人が「レモネードスタンド」を実施した。
「レモネードスタンド」は、小児がん支援を目的に、売上金を学会などに寄付するアメリカ発祥の社会貢献活動。
今回の文化祭から、コロナ禍で休止していた飲食の出し物が復活し、図書部ではレモネードの販売を決めた。作り方など準備を進める中で、小児がんを患っていたアメリカの少女が、同じ病気と闘う子供たちを助ける治療の研究費を病院に寄付したいと、自宅の庭でレモネードを販売する活動を始めたこと。今では、全米から世界へ、日本でも活動が広がっていることなどを知った。同部は2021年から文化祭で古書市を開き、売上金を日赤などに寄付してきた経験から、部員たちは「少女の意思を引き継ごう」と、レモネードスタンドを開くことを決めた。
部員たちは、レモネードスタンドの普及、小児がんの啓発・研究支援を行う団体から提供されたレモン原液に加え、レモン果実と砂糖を煮込んだシロップを自作。水やお湯で割り、甘酸っぱいさやかな味わいのレモネードを考案した。
文化祭では1杯250円で販売。2日間で187杯を売り上げた。購入者には小児がんをわかりやすく解説するチラシを手渡した。収益と募金を合わせた約4万円を支援団体に寄付する予定で、「研究に生かしてもらえたら」と語る部員たちは「多くの人に、レモネードスタンド活動と小児がんについて知ってもらえたと思う」と話していた。
(2024年1月掲載)
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