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善きことをした高校生達
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特産「ほらどキウイ」を柱に地域活性策を企画実践 全国大会で発表
岐阜県 関高校 「ほらどのめぐみ」のみなさん
>この学校を詳しく知ろう岐阜県立関高等学校の生徒たちは、100年を越す伝統のもと、地元との交流や地域振興に取り組む活動を進めてきた。
2019年に関市特産「ほらどキウイ」を未来に残していくため、JAや地元企業、協力機関などが立ち上げた「ほらどキウイを未来につなごうプロジェクト」に参加。キウイの植樹など持続可能な農業と地域社会づくりを目指す活動を推進。当時の生徒が廃棄予定のキウイを使って焼肉のタレ(ほらタレ)やドレッシング(ほらドレ)を考案し、関市のふるさと納税返礼品に選ばれた。
先輩たちの活動を受け継ぐ生徒たちの「ほらどのめぐみ」も、特産キウイを軸とした洞戸地域振興をテーマに、インスタグラムやユーチューブを使って洞戸の魅力を発信する他、2023年には、多くの人に洞戸に来てもらおうと、キウイ狩りと料理体験ができる「親子ツアー」を企画。さらに、自分たちで考案したキウイフルーツのカップケーキやババロア、どら焼きなどを販売するマルシェ開催など、活動を発展させてきた。
メンバーは、高校生が地域の課題解決に向けた実践例を発表する「全国高校生マイプロジェクトアワード」の岐阜県代表として、3月に行われた全国大会に出場。県大会で高齢化するキウイ農家の後継者育成が喫緊の課題なら、短期的な打ち手も必要と指摘されたことから、メンバーは空き家を改修し、週末に宿泊して農業を体験するシェアハウスを構想。興味を持つ人が始めやすい環境づくりを考えたと話す。
メンバーは全国から集まった48のチームから多くの刺激を受けたといい、洞戸の課題解決に力を入れていきたいと意欲を見せていた。
(2024年4月掲載)
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