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善きことをした高校生達
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商店街のイベントに「給食カフェ」 収益を能登半島地震被災地に寄付
島根県 出雲商業高校 生徒会のみなさん
>この学校を詳しく知ろう島根県立出雲商業高等学校は、伝統として生徒による地域への奉仕、貢献活動に取り組んでいる。2024年3月には、ワープロコンピューター部が地元の高齢者から、スマホ操作の相談に答える「スマホなんでも相談会」を実施。参加者から、丁寧な対応で悩みが消えたと感謝された。
また、地域を元気にを合言葉にした「地域振興」活動にも力を入れており、同年3月30日、生徒会が出雲市の商店街「サンロードなかまち」恒例の春のイベント「ひなめぐり」に、給食をテーマにしたカフェを出店。食器はアルミ製、給食エプロン姿の生徒が接客するなど演出にもこだわり、来店客も懐かしそうに給食を味わっていた。
商店会が商店街の賑わいづくりに若者の意見を生かそうと、同校の生徒会を招いてワークショップを開催。生徒たちから、世代を越えて盛り上がれる企画として、給食を提供するカフェを提案。「ひなめぐり」での実施が決まった。
メニューは同校生徒や商店会の組合員などから意見を聞き、生徒たちがかつて食べた給食をモチーフに考案。ソフト麺を使ったミートソーススパゲティやコッペパン、ポテトサラダ、乳酸菌飲料をセットにし、1食300円で販売することになった。
同校吹奏楽部のマーチングパレードで始まった同イベント。給食カフェは行列ができるほどの人気で、用意した150食は約1時間で完売した。
数十年ぶり、という来店客は「懐かしかった。昔よりおいしく感じた」と満足そう。
「予想以上の盛況でうれしかった」という生徒たち。材料費などの経費を除いた全収益を、能登半島地震の被災地に寄付することにしており、「今回の活動が間接的にでも支援になれば」と話していた。
(2024年5月掲載)
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