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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
みんなで作った芋の子汁 地域の人を招きふるまう
岩手県 二子小学校 全児童のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
岩手県の南西部、北上盆地のほぼ中央に位置する北上市。県内陸部の中核都市として発展を続ける同市に、市立二子小学校がある。
同校は、地域に学び、地域との交流に力を入れている。今年の9月には、二子町の特産品“二子里いも”をPRする第9回「二子の里いものこまつり2010」(二子町振興協議会主催)の主会場となり、同校児童は特別ステージで、つめかけた来場者に合唱や権現舞大群舞などを披露した。
11月5日には、全児童(224人)が、二子里いもで調理した芋の子汁を、日ごろお世話になっている地域の人々を招いてふるまう「いもっこフェスティバル」を開催した。
“二子里いも”は、二子町でしか生産されていない里いもで、まろやかな肉質と舌ざわりの良さ、そして粘りが強くコクのある味わいが評判で、「究極の里いも」ともいわれている。
同校では、お米の“ひとめぼれ”の苗植えから収穫までお世話になっている地元農家のOさんの指導で、毎年全校児童が校内の畑で“二子里いも”を栽培しており、今年は10月下旬に収穫した。夏場の猛暑の影響で収穫量が減ったため、今回の「いもっこフェスティバル」では、Oさんから一部を提供してもらった。
当日、児童は24の班に分かれて、校庭で一斗缶にまきを入れ、火をおこして、二子里いもやネギ、こんにゃく、豚肉など具だくさんの芋の子汁を調理した。そして、Oさんのほか、招待した二子地区交流センター、スクールガードリーダー、北上北中学校長、学校評議員などの来賓と一緒に、芋の子汁を味わった。
広場や河原などで里いもの入った鍋をみんなで作って楽しむ「芋煮会」は、東北の秋ならではの風物詩。5杯も食べたという児童は「時々食べるけど、きょうの芋の子汁が一番おいしい」と笑顔でほおばっていた。また、班長を務めた6年生の児童は「だしもよく出て味付けもうまくいった。みんなと協力して作ったので特においしく感じる。今日来て頂いたみなさんにも喜んでもらえてうれしい」と、満足そうに話していた。
(2010年12月掲載)
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