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善きことをした小学生・中学生達
世のため、人のために立派な行いをしている小学生・中学生達を紹介します。
子供達の活躍を、ぜひご覧ください。
学校農園で育てたトウモロコシの益金 福祉に役立ててと社協に寄付
北海道 関内(せきない)小学校 全児童のみなさん
>この学校を詳しく知ろう
北海道の南部に位置し、四季を通じて温暖な気候に恵まれていることから「北の湘南」と呼ばれる伊達市に、市立関内小学校がある。今年で創立130周年を迎えた同校では、その伝統として地域との交流に力を入れている。年に2回、介護法人保険施設プライムヘルシータウン湘南(同市松ヶ枝町)との交流活動もそのひとつ。児童は同施設のお年寄りとの交流の中で公共心や思いやり、奉仕の心を育んでいる。
また、農業が盛んな地域性を生かし、総合的な学習の時間の一環として、全児童で栽培活動を行っている。学校農園ではトウモロコシを、学級農園では各学級のアイディアを生かしたいろいろな作物を育てている。
その中で、学校農園で栽培するトウモロコシは、収穫後の販売を目的としており、児童は種まきから手入れ、収穫、販売までの活動を通して、お金を得ることの大変さ、活動を支えてくれた人たちへの感謝、人と人とのつながりの大切さなどを学んでいる。
平成22年度も、8月に収穫した600本を市内末永町のスーパーマーケットで即売会を実施。児童が、生のものや自分たちで茹でたトウモロコシを格安で提供すると、買い物客や市民が購入していた。
今回の販売活動の収益金の使い道について、子どもたちみんなで考え、話し合い、老人福祉施設との交流や、伊達市が障害者が安心して暮らせるまちづくりを目指していることなどから、市社会福祉協議会に寄付することを決めた。
そして1月31日、同校を訪問した市社会福祉協議会の代表に、児童代表が「困っている人たちのために役立ててください」とみんなの気持ちを伝え、現金1万円を寄付した。
子どもたちからの善意を受け取った市社会福祉協議会の代表は、「大切に使わせてもらいます」と感謝の言葉を述べていた。
(2011年4月掲載)
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