佐賀県 有田中学校 | 柔道場の畳寄贈が縁 被災地訪問し、写真修復活動にも参加 | 善きことをした小・中学生達 - 日本の学校

善きことをした小学生・中学生達

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柔道場の畳寄贈が縁 被災地訪問し、写真修復活動にも参加

佐賀県 有田中学校 柔道部と生徒会のみなさん

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「有田焼」の産地、佐賀県有田町の町立有田中学校。「思いやりの心を持ち自他をいたわる生徒」の育成を目指す同校は、東日本大震災で被災した岩手県大船渡市の柔道場・時習館との交流を続けている。

昨年夏、有田中学校では、柔道場で使用していた畳約150枚のうち約100枚を新調することにしていた。この話を聞いたバルセロナ五輪金メダリストの柔道家、古賀稔彦氏から、津波で全壊した時習館に、古い畳を寄贈してもらえないかと依頼され、快諾した。その後、時習館から感謝の寄せ書きが届いたり、手紙を交換するなど、交流を深めてきた。

そして今年の8月末、有田町や古賀氏の援助で、柔道部員6名と生徒会役員2名、引率の植松校長ら10名が大船渡市を訪問。柔道部員が時習館の道場生と練習したり、大船渡市立第一中学校の生徒と交流した。さらに、同市の実際の被災状況を調査した他、がれきの中から発見された写真の修復活動にも参加し、被災地との絆を深めた。

8名の生徒は今回の訪問に際して、事前に大船渡市の被災状況を調べ、地元の中学生に聞きたいことをアンケートにまとめた。また、大船渡第一中に贈る寄せ書きを「被災地の復興をここに願う 共にがんばろう!」をテーマに制作。全3年生と1、2年生の有志が「明日へ」「笑顔」などのメッセージを記した。

参加した生徒会役員は「今後も全生徒で力を合わせ、支援の輪を広げていきたい」と意気込んでいた。

(2012年9月掲載)

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