兵庫県　神戸市立筒井台中学校　全生徒のみなさんの善きことニュース

被災中学校と交流　支援活動の一環として雑巾６００枚を贈る

兵庫県　神戸市立筒井台中学校　全生徒のみなさん

東日本大震災発生直後から、生徒会を中心に被災地支援活動を続けている神戸市立筒井台中学校では、震災で校舎に多大な被害を受け、仮校舎で学ぶ仙台市立七北田中学校との交流を行っている。きっかけは、２０１２年３月に全生徒が書いた応援メッセージ「３.１１～思いよりそう～１.１７」を、七北田中へ贈呈したことから。８月には生徒会役員と教員計５名が七北田中を訪問。阪神・淡路大震災発生時の神戸の被災状況や、環境・福祉活動などの生徒会の取り組みを紹介し、交流を深めた。

そして今年３月、七北田中の本校舎修繕工事が終了し、１８、１９日に仮校舎から引越すことになった。このことを知った筒井台中の生徒は、「綺麗な校舎で学んでもらおう」と雑巾を贈ることにした。全校生徒に地域住民も加わり、白地のタオルを縫い合わせた一枚一枚に筒井台中のマークをプリント。ハート形の刺しゅうをした雑巾など約６００枚を作成し、「七北田中、東北地方がピカピカになってほしい」「いっぱい使って学校をきれいにしてください」などのメッセージを添え、大きな段ボール箱２箱におさめて七北田中に送った。

七北田中では、６００枚の雑巾をクラスごとに配分し、掃除に使っている。生徒会役員は、「たくさんの雑巾にびっくりしたけれど、うれしい。いっぱい使って、校舎をきれいにしたい」と話し、お礼にメッセージビデオを送ることにしている。

（2013年5月掲載）